【中古:盤質A】 交響曲第9番 バーンスタイン&ベルリン・フィル
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音楽ばか。 | 北海道 | 不明 | 2012年01月13日
ハッキリ言わせていただくが、まだこの曲を知らず、初めてマーラーの第9交響曲に触れる人には絶対に勧めることはできない。聴いてみれば、この演奏が失敗に終わったものであることは明白である。アインザッツや音程のズレがあまりに多い上、重要な旋律を奏でる管楽器がヨレヨレであったり、挙句の果てには落ちたりしている。「一期一会」のフレーズ、根拠の無い噂や伝説などにかこつけて、未だにこの演奏を決定盤として持ち上げている評論家達には失望を覚える。十代のガキんちょにそう思われる評論家ってなんなんだろう・・・ 散々貶しといてあれだが、それでも星3つに保っているのはやはりこの演奏が単に失敗した演奏として片付けることのできない「聴き手を惹きつける何か」が存在しているからである。この演奏に感動する人がいることも十分に理解できる。 名演、駄演の議論を抜きにしてもベルリンフィルがここまで練習不足でビクビクしながら演奏しているのを家庭で聴けるのは後にも先にも恐らくこの演奏だけであるだろうし、いつしくじって演奏が止まるかわからないことからくる物凄い緊張感が伝わってくるから一聴の価値は多いにある。バーンスタインの叫び声や唸り声、感動からきている?ような唸り声もあるし(笑) マーラーの第9番の演奏としては失格だが、この演奏の歴史的価値は高いし、番外編で聴く演奏としてはある意味120点である。こういう評価の方がこの特殊な演奏には相応しいのではないだろうか。14人の方が、このレビューに「共感」しています。
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再生へ向かうシニー | 神奈川県 | 不明 | 2011年07月02日
最高、これ以上はない、と思われたバルビローリ&BPOの演奏に強力なライヴァルが現れた!! それがこの演奏(これも同じBPO)。 ベルリンフィルって、客演に超大物が来ると凄まじい演奏をする。 (他にはザンデルリンクやヴァント、クライバーなど。今話題の佐渡さんは...??) だから、私はBPOは基本、客演指揮者(それも大物の)との演奏しか聴かない。 こういう現象が起こるのは、常任や音楽監督じゃ、いつも一緒にいるから慣れで、お互いの価値がわからなくなる、ということなのか? 奇跡的な一期一会的な大演奏はやはり超大物の客演にかぎる! (せっかくお金出して買うのだから、そういう価値がある演奏で、一枚に重みのある内容のCDを買いたい) さて、こんな全ての音に深い感情が込められた、聴いていてわくわくするマーラーの9番ははじめて。(バルビもかなり凄いけど、それとはまた違った凄さ) 個人的には、ブルレスケの最後の激しい追い込みに興奮させられ、随所に炸裂する(凄い響き方をする)ティンパニに興奮させられ、そして、最終楽章の凄まじい感情移入については..もう何も言うことはないでしょう。 この演奏が残っていて本当によかった..。 あと、この一期一会の大演奏が自分の誕生日(10月5日)にも演奏されたのは、どういう偶然か??5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月10日
本盤は、バーンスタインがベルリン・フィルを指揮した唯一の演奏会の記録である。カラヤンがバーンスタインをベルリン・フィルの指揮台に立たせなかったとの説が横行しているが、私は、側近が親分であるカラヤンの気持ちを勝手に斟酌して、そのように仕向けたのではないかと考えている。比較のレベルが低すぎてカラヤンには大変申し訳ないが、我が国の某党の某幹事長のケースに酷似しているとも言える。しかも、カラヤンはこの時期、自分のレコーディング人生の最後を飾る作品として、ベルリン・フィルとともにマーラーの第9の究極の演奏を目指して、真剣に取り組んでいた。しかしながら、バーンスタインの同曲への解釈とカラヤンのそれとは北極と南極ほどに大きく異なる。そんな完全アウェイの中に、バーンスタインは果敢に飛び込んでいった。その結果、両者の試行錯誤がはっきりと聴き取れる演奏になった。バーンスタインは、あたかも不感症の女性のように、思い通りの音を出そうとしないベルリン・フィルをうなり声まで発して相当にいらいらしている様子が伺え、ベルリン・フィルもアンサンブルの乱れなどに、バーンスタインの大仰な指揮への戸惑いが見てとれる。このような指揮者とオーケストラの真剣勝負の格闘が、本盤に聴くような大熱演を生み出したと言えるだろう。正に、一期一会の奇跡の熱演である。しかしながら、本盤は、果たして繰り返して聴くに足りる演奏と言えるのかどうか。というのも、私は、ベルリン・フィルはともかく、バーンスタインが本演奏に決して満足していなかったのではないかと思うからである。本盤が発売されたのが、カラヤン没後バーンスタイン存命中ではなく、バーンスタインの没後2年も経ってからであるというのも、それを表しているのではないだろうか。バーンスタインのマーラーの第9の決定盤はあくまでもCOAとの1985年盤。本盤は大熱演であることは認めるが、バーンスタインのベストフォームとは到底言えず、あくまでも一期一会の記録として記憶にとどめておきたい。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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gusutol | 山梨県 | 不明 | 2011年04月10日
これは繰り返し聴くものではない。またマーラーの9番を鑑賞するものでもない。なぜなら、ここにあるのは一期一会の赤裸々な音のドラマだから。そういう意味でなら、これに勝るものはまずないであろうし、匹敵するものもかぞえるほどしかあるまい。とにかく凄演とよぶにふさわしい、いや、それ以外の形容をもたない演奏である。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2011年01月31日
聴いてみれば、まだリハーサルに近い様な、だが一期一会の名オーケストラと、自らの音楽を創り出そうとするバーンスタインの情念、格闘、奇跡がを呼び込んだ歴史的大演奏。特に4楽章は凄い。神がいるようだ。FMで放送されたとき、金子健志さんが、フルトヴェングラーのバイロイトの第九を、思い出したと言う、歴史的、記念碑、総決算的白熱演奏。私にとっては、宝物。ここまで力の入りまくった濃厚、情熱演奏は他にあるでしょうか。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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恐怖のタヌキ男 | 不明 | 不明 | 2010年11月22日
初登場の際には大いに話題になったCDですが、その後様々な名盤が出ているのと比較して、尋常ならざる雰囲気は認めるものの、あまりにも赤裸々過ぎて、いつも聴くにはちょっとしんどいものもありました。しかし、こんな演奏はもう二度と出ないことでしょう、貴重な記録です。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ushio | 東京都 | 不明 | 2010年09月29日
すごい。録音は継ぎ接ぎだが、商品としてはむしろ当然。BPOが燃え、騒ぎ、崩壊の寸前(しちゃった?)まで行っている。カラヤンの精緻な9番とともに揃えるべきであろう。ここぞというときの爆発は、ACOの比ではない。しかもあちらはデジタルで録音も悪い。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ushio | 東京都 | 不明 | 2010年09月29日
すごい。録音は継ぎ接ぎだが、商品としてはむしろ当然。BPOが燃え、騒ぎ、崩壊の寸前(しちゃった?)まで行っている。カラヤンの精緻な9番とともに揃えるべきであろう。ここぞというときの爆発は、ACOの比ではない。しかもあちらはデジタルで録音も悪い。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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とくちん | 熊本県 | 不明 | 2010年09月20日
歴史的迷演奏に感じます。バーンスタインの演奏は確かに独特な雰囲気がありますが、コレはちょっといただけない…。相性の問題でしょうか?しかもパフォーマンスもイマフタツとくれば…残念。バーンスタインのマーラーはほぼハズレ無しと踏んでいたのでショックでした。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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HMVの犬が好き | 岐阜県 | 不明 | 2010年09月20日
さすがにわかっていらっしゃる方が多いですね。 これはマーラーの9番を聴く演奏ではないのです。バーンスタインとベルリンフィルにとって一期一会の奇蹟と感動を聴く演奏なのです。 普通にマーラーの9番を聴きたい方にはコンセルトヘボウ盤がいまいちなので、カラヤンのライブをお勧めしたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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チェロTP | 静岡県 | 不明 | 2010年08月14日
奇蹟だ!しかし、カラヤンもこの曲で奇蹟を起こしている。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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avanti | NETHERLANDS | 不明 | 2010年07月31日
OIBP化され1枚ものとして再発されたので,買い替えです.良くも悪くもこの演奏は,歴史的記録としての意味を持つものであって,それ以上でも以下でもないように思います.バーンスタインのマーラー9番を代表する演奏ではないでしょう.全体としてノリが悪いだけでなく,4楽章でトロンボーンが落ちてしまうのは致命傷です.ライヴならではのハプニングとみなすこともできますが,バーンスタインが生前発売に前向きでなかったことからも,彼のマーラー解釈をオケが理解しての演奏ではありません.この演奏の価値は,歴史的記録としての価値をどのように評価するかによると思います.6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽遊人 | 千葉県 | 不明 | 2010年07月08日
この旧盤も安くなったね。 OIBPリマスター盤は、ヒスノイズと共に楽器の温もりが痩せてしまい、会場の緊迫した空気感までもがカットされてしまった。私は旧盤をお薦めする。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぼん | 神奈川県 | 不明 | 2010年04月14日
60年代から70年代にかけてのバーンスタインは自らの思いの丈のすべてをエネルギーに変え、あるときは慟哭を極め、あるときは天上のさらに上まで登り詰めようとしていた。だが70年代後半に入るとそれらは次第にゆるやかになり、より多くの情報量と厚みと深みを音楽に宿していった。この演奏はカラヤン時代のベルリンフィルへの客演ということもあり、いろいろと当時はカラヤンがどうしたとか、バーンスタインにとってアウェイ過ぎたとかいろいろ言われたが、バーンスタインの演奏がかつての鋭さや鮮烈さを後退させ、厚みと深みを増していく過程の時期の演奏だったことが、こういう演奏を生んだというべきなのかもしれない。同じ年には東京でのショスタコーヴィチや、イスラエルフィルとのプロコフィエフ。そしてウィーンでのベートーヴェンの第九がある。これらを直線で繋げてみると、なかなか面白いものがみえてくるような気がする。とにかくこれはなかなか興味深い演奏だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2010年03月21日
1枚ものになったので買いなおし、久々に(もともとこの演奏はしょっちゅう聞くものでもないし)聞いてみました。ま、バーンスタインがあらん限りの気合を注ぎ込んだ大演奏であることに間違いはありません。オーケストラを叱咤し、引きずりまわし、彼独自の世界を展開しております。ただし、これは名演奏というものなのかどうか、いささか疑問はもちました。表現の熟成度は後年のコンセルトヘボウとの演奏が上でしょうし、さらに、このディスクではベルリンフィルであることがハンディキャップ(!)になっているようにすら、私は思いました。曲への耽溺が薄く(少なくとも指揮者よりかなり薄い)、反応のずれや、アンサンブルの不調和が時々感じられるのであります。やはり、このディスクは、一つの記録として評価するのが妥当でしょう。なお、今回1枚になって、音がずいぶんと温和になったような印象です。かつてのFMや2枚ものディスクではもっと荒々しかったような気がしましたがねぇ。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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