ｏｍｕｙａｎ  |  大阪府  |  不明  |  2012年10月07日

他の方の指摘にあるとおり、かなり地味で尚且つ暗い。が、繰り返しプレーヤーに載せてしまう魅力は、カークビーほかの声楽陣も然ることながら、モレーノのリュートが素晴らしいからだと思われる。 強いて云うならヴァルター・ゲルヴィッヒの人間味に溢れる語り口に迫るとさえ言えるのではないだろうか？ ポッペン他による同趣向のCDは、このモレーノのものがあれば、不要ではないか？と思え、まだ未購入のままになっているくらいだ。

 

ＫＵＲＯ  |  福岡  |  不明  |  2006年03月21日

バッハのシャコンヌが亡き妻への「追悼曲」だった！その大胆な解釈に基づき、リュート編曲に歌詞をつけたという奇抜なアイデアには驚かされるが、それを度外視してもモレ−ロの演奏はとにかく素晴らしい。心を静にして聴けば聴くほど、その世界に嵌まり込んでいくかのようである。地味ではあるが古楽ファンならずともお薦めしたい。