Sym.8: Celibidache / Munich.po
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robin | 兵庫県 | 不明 | 2024年03月22日
一言で言えば、この曲の退屈な演奏。曲が長い上にテンポも遅く、その遅さがクナとは質の違う遅さなのだ。代表的名演のクナは遅いなりに内部からの響きが充実して聴きごたえがあるが、チェリのは表面的響きの遅さといって良いだろう。これなら多少の癖はあってもフルトヴェングラーのほうが付き合い易い。余談だが我がSPは左右共に外に5度ほど振っている。内向けに10度ほど振るのが常識だが、そうすると音が聴き手の前でぶつかりダンゴになるので、演奏会場のような響きを求めるため、ごく少し外に向けているのである。このほうがすっきりして臨場感も増す。オーディオの常識なんて今まで間違ってきたことが何と多いことか。演奏評価も良く似てはいないだろうか。このCDの臨場感は申し分なく良い。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2013年11月09日
他の指揮者による同曲と比較すれば間違いなく最高評だとは思う。 ただ同指揮者の東京ライブや、あるいは(正規盤ではないとの話もあるが)リスボンライブに触れてしまうと、このディスクは著しく物足らない。それだけの意味で★を1つ落とした。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2013年01月29日
チェリビダッケ、ミュンヘンフィルのブルックナー8番には、ブートレグなのに、チェリを聴く人なら、多くの人が、手にし、神々しいまでの完成度を持った有名なリスボンライヴがある。子息の許可によっての、公式盤化は、いまだなされておらず、余計に神格化されている。音質とか、権利、問題が有っての事でしょうが、本拠ガスタイクでのこの盤でも、大きさ、グランデと、全体を掴みとった上での細部への根拠ある徹底な構成演出は、圧倒的。他では聴けぬ、尋常でない程に独自の、物凄い演奏が、記録されてます。チェリにとっても、オケにとっても、交響曲史上にとっても最上の、長い道程を経ての全てを出し尽くしたコーダまで、じっくり、集中して聴くべき演奏。東京ライヴも、素晴らしいが、負けて劣らぬ、全身全霊、人間への奉仕の2枚組パッケージ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2013年01月22日
チェリビダッケ、ミュンヘンの晩年のブルックナーの総決算、頂点に位置する音楽であり、演奏。ブートレグのリスボン演奏、日本公演の演奏も(映像で見るとさらに迫力)、存在するが、’93年、ガスタイクでの演奏は、彼等にとって最高ではないだろうけれど、やはり、積み重ね、経験しあって来た彼等の、普通の人がやらない、やろうとしない細部への徹底した注力、繊細さに、構成への理解とスケールの大きさ、崇高な人間と神への精神性を、獲得した、唯一無二の独自性溢れる素晴らしき演奏。重く、深い。拍手するより、心に深く残し、味わい、我が人生の糧としたくなる、形は無い、過ぎ去っていく筈のものが、確実に存在し、人間の生き方にまで、鼓舞し、影響を与える力を持った、稀有の貴重な音楽の記録。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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徳力 | 東京都 | 不明 | 2008年01月12日
チェリは偉大な人物…それは認める。だが彼の演奏は総じて遅すぎる。一本調子だと思います。色々理屈はあろうが僕は納得しないですね。彼がBPOのシェフにならなくてつくづく良かったと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Wolferl | 不明 | 2007年12月28日
トータルで100分を超す遅さだが、弛緩はない。滔々とよどむことなく流れる音楽だ。第8交響曲の巨大さを最も適切に表現した演奏として推したい。たしかにほかの演奏とは全く違う。しかし、ひとたびこの演奏を聴いてしまうと、これこそがスタンダードではないか、とさえ感じられる。否応なく聴き入ってしまう。特にフィナーレのコーダは凄絶。ぞくぞくする。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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I&W | JAPAN | 不明 | 2007年12月04日
20’56/16’05/35’04/32’08 1993/9/12&130人の方が、このレビューに「共感」しています。
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yachi | 埼玉県 | 不明 | 2007年08月17日
批評家からは演奏が遅すぎるとして評判がまったく芳しくないものとして有名といえるかもしれないが、私個人としてはこれ以外はないと言える演奏。クナ、シューリヒト、ヴァントなどと聴き比べても、悠然と流れる時間の中ですべての楽想が意味を持って流れていく。これほど密度の濃いなおかつ広がりを持った演奏は未だかつて聴いたことがない。チェリビダッケの凄さを教えてくれた素晴らしいCD。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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samuel | California | 不明 | 2007年08月03日
This was the first and only Celibidache performance that I felt the musical tension being broken here and there. Maybe the tempo was too slow even for him or he was having a bad day.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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竜 | 東京 | 不明 | 2007年05月11日
参った。完膚なきまでに叩きのめされた気分。もしもガスタイクで生で聴いていたら気絶してたかも知れない。だが決してファーストチョイスにはならないだろうなぁ・・・。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ひのき饅頭 | 愛媛県 | 不明 | 2006年01月06日
全く個人的な意見だが、ブルックナーの交響曲は7番の前半と後半で大きく分かれる。常識的な知覚の構造的世界と、それを逸脱している世界。特にこの8番は変だ。一般的な美の基準から逸脱し、常識的に必要なものが無く。ひたすら過剰な異形の美の極点だ。その感覚は我々の知覚を超えたものを触知させる。しかし、この曲は代用宗教でも論理でもない。個人の美意識と感情、心理がそのまま音化されたものだろう。チェリの演奏は妄想が異形に拍車をかける。絶景を俯瞰しつつ恍惚を導くが、濃厚な違和感をどうしても払拭できない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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stokowski | 琉球列島 | 不明 | 2004年12月12日
この最晩年の演奏は本当に凄まじい。私はこの演奏を聴いたときブルックナーの最後の2つの交響曲は最後の審判のようだと感じた。8番の最終楽章冒頭を聴けばきっとその意味が分かるだろう。真の意味での音響体がそこにはある。完璧なものがこの世にないとしても、完璧に最も近いものがそこにはあったということが分かる。最後に主題が回帰してくる前に下から這いあがってくる部分は何度聴いても鳥肌が立つ。ただ打たれるのみ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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