『ベンヴェヌート・チェッリーニ』全曲 ジョン・ネルソン&フランス国立管弦楽団、グレゴリー・クンデ、パトリツィア・チオーフィ、他(2003 ステレオ)(3CD)
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Hecotr | 埼玉県 | 不明 | 2011年01月16日
“パリ第1版”での演奏なので、コリン・デイヴィスやノリントン盤でのワイマール版に慣れてしまうと不自然に感じるところが多く、奇異に感じる展開が多いと思います。これならば、初演で躓いたのも無理は無いかもしれないと思われる部分もある。このオペラが不幸な運命を背負ってしまった理由のひとつは仕上げの詰めの甘さだったかもしれない。しかし、それよりこの作品の先進性が時代の理解を大きく超越していたことの方が遥かに大きいだろう。このようなことを改めて再考させてくれる貴重な録音で、文献的価値が極めて高い。ネルソンとフランス国立管の演奏は流麗で見事、歌手陣も十分な歌唱を聞かせている。最後にには改訂された曲や追加曲も補遺として収録される「愛と義務の間で」や「ロマンス」が加えられており、この曲を包括的に把握できるようになっている。コリン・デイヴィスの新盤とこれは是非手元に置いておきたい録音だと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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