ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』、ワーグナー:『ローエングリン』第1幕への前奏曲 アンドリス・ネルソンス&ゲヴァントハウス管弦楽団
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またたび度々 | NETHERLANDS | 不明 | 2021年03月17日
このシリーズではワーグナーの作品も併録しているのですが、録音の良さも相まってか、これがまた良い演奏。4番は「金管を抑えた演奏+ネルソンス独自解釈」といった感じ。第2楽章の遅めのテンポ設定や各場面でのテンポの伸び縮など印象に残る。第1楽章の展開部終盤のコラール風楽節なども同様で、稿が違っている?と一瞬、思ってしまったほど(実際には1稿では、こんなものではなく明らかな違いがあるのだけど)。第4楽章は一般的な1880版なのだけど、ここはもう少し金管の突き抜けが欲しかった感じ。これがネルソンスの独自解釈だとすればそうなのだけと、ヴァント/BPOなんかを聴いている方には不足感を持つかもしれません。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年03月17日
愉しみに待っていた 再びワーグナーから始まる ”ローエングリン”から冒頭の前奏曲とはネルソンスらしい選択 終始高音の弦が鳴り続ける音楽は弾くのもそして聴かせるのも難しい これが実に美しい ゲヴァントハウスO.を見くびっていた これがブルックナーの前座とはなんと贅沢なコンサートの入りだろう 第3稿で聴く”ロマンティック”はオーソドックスな記憶を喚起する そらで歌えるほど馴染んでいるが不思議な感興が湧き起こる ソノリティは懐かしいのに新鮮な風が吹き込んでいる部屋にいる様だ テンポは自然な揺らぎを織り交ぜながらも悠揚なもの 低音域が重い録音だが軽快さを失ってはいない 何より中世ロマネスクに憧れたブルックナーが音楽に込めた情趣を醸し出しているのが素晴らしい 期待して待っていた甲斐があった これからも急がず一曲一曲と向き合って対話してほしい 朋に知らせよう あなたも如何4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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