交響曲第7番『レニングラード』 ハイティンク&ロンドン・フィル
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2011年11月04日
毎度の通りのハイティンクだなあ、というのがやっぱりの感想。突き詰めない、突き抜けない、曲にどこまで共感しているのか分からない、というのが正直なところ。なんのかんの言って、この曲はやっぱり「ドラマ性」を抜きにしては成り立たない。それがないなら、第1楽章なんかはおよそ意味不明。レハールの「マキシムの歌」のパロディで延々と続くクレッシェンドは、一般的に言われるナチドイツの侵攻以外を想起してはまるで意味がない(スターリンでは「マキシム」は関係ない)。一般的な「恐怖」でも無意味。そしたら、バルトークが「オケコン」で皮肉り嘲笑したのが、もう一切の反論の余地なく正しいことになってしまうものなあ。第1楽章のひたひたと迫る暴力と破壊、第2楽章での狂気に彩られた諧謔、第3楽章の深い詠嘆、そしてフィナーレでの重い足取りながらも前進を目指す力。それらをきちんと音響によってもたどらねばならない。ま、以上は個人的なこの曲への理解なのですけど、ハイティンクの演奏はそれにはずいぶんと不足だなあ。逆に言えば、この曲の初心者が聴きこむにはよいタイプなのかとは思うのですけどね。ロンドンフィルも必ずしもいい調子ではない。鈍重で、表現力も今一歩。録音は優秀。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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愛撫 先 | 故郷は地球 | 不明 | 2006年11月14日
バーンスタイン&シカゴはやり過ぎだ。やはり1枚に収まっている方が良い。特別なことはしていないが、何かが不足しているわけでもない。Eloquenceシリーズなので録音も良い。値段を考えるとお得な1枚。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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