トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ベートーヴェン(1770-1827) > 交響曲第6番『田園』、第7番、第8番 ラファエル・クーベリック&パリ管弦楽団、ウィーン・フィル、クリーヴランド管弦楽団(2SACD)

ベートーヴェン(1770-1827)

SACD 交響曲第6番『田園』、第7番、第8番 ラファエル・クーベリック&パリ管弦楽団、ウィーン・フィル、クリーヴランド管弦楽団(2SACD)

交響曲第6番『田園』、第7番、第8番 ラファエル・クーベリック&パリ管弦楽団、ウィーン・フィル、クリーヴランド管弦楽団(2SACD)

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    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2018年01月13日

    大絶賛されていた全集をLP発売時に購入。学生だった私には大きな負担だったが、その割に内容がすっきりせず落胆した覚えがある。一番不可解だったのが、曲によってテンションが大きく変わること。クーベリックの解釈というよりオケとの相性だと思うのだが、その代表が6番。クーベリックは常に両翼配置のはずが、この6番だけ違う。理由は当時の解説にも書かれていなかった。さらに第1楽章展開部でリズムが大きく崩れるのだが、セッション録音なのになぜか取り直しなし。そして低テンション。はっきり言ってクーベリックはパリ管弦楽団に舐められていたのではないか。ウィーン・フィルとの7番も普通の出来。逆にクリーヴランドとの8番は異様にテンションが高い。全集でクーベリックのために一所懸命演奏したのはLSO、ボストン、クリーヴランドそれに手兵バイエルン、その他はそうではないように思える。クーベリックという指揮者の限界を感じてしまう。オケの音色の違いを聴く楽しみも思ったほどない。

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年12月07日

    風は冷たくなったが 小春日和の昼 シナモン・カフェを啜りながら聞いた なんとも長閑な”田園”に微睡みかけた 集中すると苛苛が募っていくスローテンポなのだ 遠い記憶を手繰って懐かしむ質ではないので 退屈の神が忍び寄ってくると思いきや読書するに丁度良いテンポと気づく 昨日図書館で借りてきた本の続きを読み始める ‥管楽器の音色が耳に留まる 成る程パリ管だ 音楽は”農民たちの楽しい集い”に入っていた 本を置く ”雷雨”へ”牧人の歌”へと耳傾ける ベートーヴェンの楽天性が見える ”嵐”も驟雨で 人生の岐路に立つ深刻さはない ”田園”全体が人生や生命への感謝に満ちた音楽なのだ 生きる上に苦難はあるがこの気持ちを忘れてはいけない フィナーレ涙が溢れた ”セロ弾きのゴーシュ”(高畑勲作品)が観たくなったが2枚目へ 大好きな”第8”から聴く やはりこの全集の白眉にして ベートーヴェンの”第9”を脇に置けば 頂点であり究極の交響曲だ クーベリックの美点がクリーヴランドO.の音と機能を借りて結晶した演奏でもある 主題労作とデュナーミックの作曲家は音楽の未来を指し示してもいる 予言は20世紀に顕現した それはリズムが音楽を支配する時代の到来だった ”第7”へ戻る ヴィーンPO ムジークフェラインザールの音だ 悠揚迫らぬ風情が漂う DSDリマスタリング SACD化の効果覿面 ヴィーン・サウンドを愉しむ 今は自分の音楽を持っているから趣味じゃないが これだけは残しておきたい   

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