交響曲第1番、第5番、第6番、第7番、第11番 レオポルド・ストコフスキー&ロンドン響、NBC響、モスクワ放送響、ニューヨーク・フィル、他(1942-64)(4CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2018年03月07日
ストコフスキーは華麗なハリウッド風のロマン主義の指揮者という印象が強いが、どうしてどうして、シリアスな音楽をやる指揮者でもある。それはこのショスタコーヴィッチのBoxでも遺憾なく発揮されている。デフォルメも少ないし、集中力も凄い。5番以外は大部分がモノラルで、音は良いとは言えないが、40年録音の6番とか42年の7番とかでも、演奏の傑出ぶりを知るには充分である。実は唯一のステレオの5番が一番集中力が弱いかなぁという印象がある(NY.でやったステレオ録音の方がいいという話があるが未聴)。7番は初演を争ったトスカニーニに譲ったわけだが、その直後に同じオケでやった演奏で、比較したら面白いだろうが、トスカニーニ盤はずっと前に聞いたきりなのでそれは出来ない。ショスタコへの傾倒で言えばストコフスキーの方が上だろうに。外にもステレオ吹き込みがあったりするので、これがベスト盤とは言えないかもしれないが、7番はこれしかないはずだし、値段を含めたら充分買う価値はある。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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