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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲No.4変ホ長調「ロマンティック」(ハース版) ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団

交響曲No.4変ホ長調「ロマンティック」(ハース版) ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団

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  • ★★★★☆ 

    金山寺味噌  |  愛知県  |  不明  |  2020年03月02日

    一時期話題になっていた指揮者ゲオルク・ティントナーのブルックナー、いくつか聴いたが意外と当たり外れがあるなと感じた。彼の音楽は清澄の一語に尽きる。どこまでも透明で澄み切っていて、夾雑物やあいまいさを一切排除した、いわば超純水のようなブルックナー。時にその清澄さがすぎて、血の気の薄い、無味無臭みたいな演奏になってしまうこともあった。水清くして魚棲まず、というヤツである。ただ、この「ロマンティック」は彼の録音の中では比較的成功している部類に入るのではないか。曲の規模や内容がティントナーの個性に合っていたのだろう。音源はナクソス盤と同一である。値段はナクソス盤の約半額なのでお買い得である。音質良好。

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  • ★★★★★ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2014年03月25日

    ベーム/VPOのブル4が世に現れた時は本当に驚いたものです。深々とした響きと悠揚せまらぬ自然な流れに大きな感銘を受けました。このティントナー盤は,ベーム盤をさらにしなやかにした美麗な演奏です。ただし録音が最善ではなく,残響が多くf特バランスに若干の難があり,例えばHrの音がモコモコして不自然に聞こえます。しかしEQで100Hz以下を若干補強し,500Hzあたりを4dBほど絞れば,この演奏の秀逸さが表に出て来ます。ティントナーは細部への配慮を綿密に行いながら,全体に自然な起伏をつくりあげ,ゆったりとしたブル4を聞かせてくれます。スコティッシュ・ナショナルo.も本盤を聞く限りでは,かなりの力を持った楽団のようです。ブルックナーに謎めいたものを期待する向きには不適かもしれませんが,ナチュラルで美しいブルックナーを受け入れられる方には大いにお薦めです。演奏時間は次の通り(T21:29 U16:17 V12:00 W23:10)全曲で73:08と,かなりゆったりしたテンポ設定です。この演奏を聴いて,ティントナーのブルックナー全集を注文したことをつけ加えておきます。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月27日

    500円クラシックのラインナップにブルックナーの4番、7番を入れて、しかもどちらもティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ管の演奏というのは、クラシック入門者にとって実にすばらしいサービスである。特にこの4番は、ブルックナーをたくさん聴いてきたファンの間でも名演とされている。だからといってマニアでなければ良さがわからない、といった体の演奏ではない。曲の雄大さと温かさをストレートに表現した演奏で、有名オーケストラではないが、実にしっかりと演奏しているし、録音もクセのない質の高いもの。ぜひライブラリに加えていただきたいものだ。

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年02月13日

    いや、これは大変な名演です!驚きました。テンポ設定はゆったり。ブルックナーの音楽を信じて、小細工は一切せず、確信に満ちて音楽が進んでゆきます。壮大なスケールと、ちょっと陰った抒情が楽しめます。ベーム&ウィーンフィルの演奏ととってもよく似た強さを感じます。オーケストラは一流ではありませんが、それなりによく持ちこたえて力演です。所々、弦に少し非力な個所がありますが、全体の評価を下げるほどではありますまい。むしろ、トータルとして、実に立派な「ロマンティック」だと思います。お薦めしましょう。録音も良好。

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  • ★★★☆☆ 

    kura-ota  |  不明  |  不明  |  2010年07月29日

    ティントナーは4番でもスローペースの演奏ですね。とにかくじっくり取組んでいる姿勢が覗われます。第2楽章クライマックスのティンパニーもある程度押えて、弦楽器の音形が聴こえるように配慮している点は評価に値すると思います。ハース版とのことですが第3楽章トリオを聴いた限りでは、ノーヴァク版と変わりが感じられませんでした。むしろ、1番括弧と2番括弧のリピートの際に木管楽器を全く同じに吹かせているのは、このティントナー以外で私が聴いたCDではありません。第4楽章ではより大きなダイナニズムを期待したかったのですが、録音がそれに対応してないのが残念です。演奏全体としては、それなりの水準が確保されているCDだと思います。尚、入替えが面倒でなければ、当盤とヘ短調交響曲に入っている「民衆の踊り」を組合せると、1874版の4番が完全再現できます。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2009年04月28日

    NAXOSでもうちょっと高く買った。ゆったりとした、今時のど派手なブル4とは対極の落ち着いて聴ける1枚。7と9はちょっと裏切られたが、他はどれも素晴らしい。3と8とこの4でティントナーのベスト3と言ったら怒られるかな?いや、自身を持って言いたい!

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  • ★★★★★ 

    moto  |  蘇州  |  不明  |  2008年08月14日

    ブルックナーの第4番は、森や山なみをイメージさせる大自然系演奏と教会や宗教をイメージさせる人間系演奏があると思う。このティントナー盤は、まさに大自然系。大自然の中で深呼吸するように、呼吸が深く雄大。飯森/山響が蔵王と奥羽山脈なら、ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ管はスイスの山なみといった感じ。私にとっては”最高!”の大好きな演奏です。

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  • ★★★☆☆ 

    コーキロマンハ  |  神戸市  |  不明  |  2008年02月27日

    ゆったりとしたテンポを維持し寂寥感・清涼感はまずまずですが、テンポの維持がやや単調に聞こえる面も・・・。オケは頑張っていると思う。弦はきれいですが金管が少しひ弱な感じで奏者が必死に吹いているさまが連想され、曲に浸りきれない要素があります。そうは言っても総じて悪い演奏ではなく、値段も値段で入門用としては適ですね。この曲のベストは何といってもケンペ・ミュンヘンフィルです!!

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  • ★★★★★ 

    豊後梅  |  大分市  |  不明  |  2002年09月08日

    この曲のベストはヴァント/BPO盤、朝比奈=大フィル盤、ついでクーベリック/バイエルン放響盤、ケンペ/ミュンヘンフィル盤と言ったところだが、ティントナーの演奏はヴァント、朝比奈に並ぶ名演である。オケが劣るという人が多いがそれは先入観であろう。私はBPOの洗練されすぎた音よりも、素朴なこの盤の音を好む。有り余るテクニック、過剰な美音はブルックナーには無用である。

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