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ガーシュウィン(1898-1937)

CD 『ポーギーとベス』全曲 アーノンクール&ヨーロッパ室内管、レマル、カバトゥ、他(2009 ステレオ)(3CD)

『ポーギーとベス』全曲 アーノンクール&ヨーロッパ室内管、レマル、カバトゥ、他(2009 ステレオ)(3CD)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年06月12日

    ピリオド楽器による古楽器奏法などで名を馳せた老匠アーノンクールが、近現代のアメリカ音楽の旗手であるガーシュインのオペラを指揮するというのは、いかにもアンバランスな組み合わせのような印象を受けたが、ライナーノーツのアーノンクールによる解説の中で、ベルクの「ヴォツェック」との親近性や自筆譜や演奏資料などを参照した上でのオリジナルへのこだわりが触れられており、それを読んで、漸く、アーノンクールがこのオペラに挑戦した意味を理解した。そして、実際に聴いてみたところ、大変感動したと言わざるを得ない。ポギーとべスには、マゼール&クリーヴランド管弦楽団という今や古典的とも言える超名演があるが、それとは一味もふた味も違った名演に仕上がっていると言える。リズムやテンポ切れ味の鋭さはアーノンクールならではのものであるが、このオペラ特有の、場面毎の音楽が、ジャズ風になったかと思うと、繊細な音楽になったりという、その変遷の尋常ではない激しさを、アーノンクールは、見事に描き分け、全体の造型をいささかも損なうことなく、しっかりと纏め上げた手腕はさすがという他はないと考える。歌手陣には、すべて黒人歌手を起用したとのことであるが、これまたいずれ劣らぬ名唱を披露していると言える。アルノルト・シェーンベルク合唱団による合唱も見事であり、本名演に大いなる華を添える結果となっていることを見過ごしてはならない。録音も、ライブとは思えないような鮮明で、総じて素晴らしい出来栄えであると言えよう。

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    ひろととろ  |  神奈川県  |  不明  |  2010年01月11日

    ガーシュウィン・ファンを自負する一人であるが、正直なところ「楽しめない」演奏であった。「オリジナル版」ということだが、「現行版」とはずいぶん異なっている。たとえば「原稿版」で冒頭からサマータイムまで4分半ほどはかかるが、ここではわずか1分半ほどである。が、この「3分」は初演時、この部分に必要なセットを組めなかったため省略された、と聞いた事がある。それが正しければ何が本当の「オリジナル」かわからない。演奏はハイレベルには違いないが、なにか妙なノリ(?)である・・・オラトリオでも聴いているような感じ、とでも言うのだろうか。最初に聴くべき全曲版ではないだろう。ただ、現行版を良く知る人には大変興味深いことは確かだ。

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