交響曲、『アルルの女』第1組曲、第2組曲 マリナー&アカデミー室内管弦楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年03月21日
四半世紀以上前の演奏録音だが その魅力と価値が減じることはない そのソノリティは懐かしいのに新しい ”アルルの女”冒頭の弦のユニゾンから聴き惚れてしまう 燻し銀の音色が醸す柔和で凛とした佇まいに魅入られてしまう 興奮したり熱狂したりしないが 常に決然と前進する音楽は潔いほど簡潔でスピード感を失わない それでは素っ気なかろうと言う向きもあろう だがつれないものが必ずしも無情なのではない 先ず音色の美しさに傾注することから始めよう 聴き進む中に或いは聴き了えた後にそこはかとなく誘引する情趣が感じられるではないか 何か己の音楽が志向する世界観をまざまざと見せつけられているようだ ”交響曲”も溌剌とした音楽の本質を描き出して満たされるが ”アルルの女”には心捉われてしまう ”ファランドール”にタンブーランを使っていない憾みはあるが それだけに民族性を越えた普遍の美を体現していると感じる あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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蓮華人 | 千葉県 | 不明 | 2010年08月16日
聴かせ上手なマリナーの棒が、交響曲ではアダになってしまったようだ。ティンパニーの強打や、管楽器の突出などはコントロール不足ではなく、一種の「演出」と思われるが、極めて簡潔な書法によって書かれたビゼー青年の作にはミスマッチのような気がする。もっと爽やかにやってほしかった。アルルでは管弦楽の妙と迫力を如何なく発揮していて、流石で最高なのだが…。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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北関東のヤツ | 群馬県 | 不明 | 2006年12月27日
LONDONに同じメンバーによる交響曲第1番の録音があり,その演奏でこの交響曲を初めて聴き,好きになりました.どうもその印象が強くて,また聴きたくなり,このCDを買いました.やはり,すばらしい演奏で,適度に軽くて若々しいのが,大変好ましいものです.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ベルフィオーレ | tokyo | 不明 | 2006年05月13日
マリナーはモーツァルトだけでなくロッシーニやオッフェンバックなどにも名演が多い。ビゼーの交響曲第1番、全体にきびきびとして引き締まったノリのいい演奏である。管のソロもうまいし、弦の食いつきもいい。ティンパニも結構気合が入っている。緩徐楽章のしっとりとした味わいがこの作品をより深いものにしている。それにしてもとても17歳の時の作品には思えない。『アルルの女』組曲もパワフルな名演。哀愁をおびたアルトサックスが印象的。1992年の録音。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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