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モーツァルト(1756-1791)

CD 交響曲第33・36・38・39・40番、ほか エーリヒ・クライバー&VPO、BPO、SKB、LPO、ほか(3CD)

交響曲第33・36・38・39・40番、ほか エーリヒ・クライバー&VPO、BPO、SKB、LPO、ほか(3CD)

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    ジョージFNAQ  |  京都府  |  不明  |  2021年11月15日

    一般的に、エーリヒ・クライバーはドイツ正統派の系列に属すると思われているが、なるほどたしかに、大指揮者であることは、疑う余地はない。しかしいわゆる、『巨匠タイプ』の指揮者ではない。このモーツァルト演奏を聴いた感じでは、早めのテンポで、メリハリがあって、きびきびしている。このウキウキワクワクするような演奏は、まるで舞踏会のような感じだ。息子のカルロスも、第33番と第36番のライブ録音を遺しているが、ある評論家は、『あれは指揮してるのではなくて、踊っているのだ。』と評した。同じことが、父エーリヒにも言えるのではないだろうか。エーリヒ・クライバーについては、正規録音が名声の割には少なく、そのせいか評論家もほとんどコメントを残していないため、評価されてきていないといういきさつがあるものの、最近のライブ復刻などが増えてきた事情を鑑みれば、もっと評価されてきてもいいのではないかと、個人的に思う。何れにしても、独自の、『舞踏するモーツァルト』的な、軽快で、しゃれっ気のある、楽しい演奏だと、私めは思う。なお、エーリヒは、奇しくも敬愛してやまないモーツァルト生誕200年の記念すべき日(1956年1月27日)に、チューリヒで急死したことを、つけ加えておく。 このCDに収録されている、交響曲第39番とオーボエ協奏曲は、亡くなる7日前(1月20日)のライブである。このライブは録音が古く、聞き苦しい感じがあったり、ポルタメンタルな弦の響きが古めかしくて、万人向きの演奏とは言えない。その点は、留意する必要があるだろう。エーリヒは、オペラ演奏には定評があって、演技指導をしていたほどの、入れ込みようだったと、ゲオル九・ショルティは述べている。もっと言えば、モーツァルト演奏に関しては、ワルターやベーム並みに評価されても、よろしいのでは?

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