ラプソディ・イン・ブルー、アイ・ガット・リズム変奏曲、『キャットフィッシュ・ロウ』組曲 ワイセンベルク、小澤征爾&ベルリン・フィル
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Tan2 | 神奈川県 | 不明 | 2021年03月01日
日本では「本場もの」の演奏が尊ばれるので、こういった演奏は話題にもならないが、これはこれできちんと音楽的に演奏した名演である。ワイセンベルクやベルリン・フィルのガーシュインって? という感じではあるが、それっぽく安易に崩すことはせず、かといって硬直した無色透明の演奏にもならず、一流演奏家が楽譜に書かれた音楽を演奏するとこうなるという見本のような演奏。 「ラプソディ・イン・ブルー」では、バーンスタインやプレヴィンの演奏では行われる慣習的なカットもなく、ピアノを意図的に大きく録音することもなく、おそらくコンサートホールの自然なバランスで楽しむことができる。 「アイ・ガット・リズム変奏曲」(ガーシュイン自身の編曲)では、ワイセンベルクのピアノ、カール・ライスターのクラリネットと豪華メンバー。 「キャット・フィッシュ・ロウ」組曲は、歌劇「ポーギーとベス」から作曲者自身が演奏会用組曲に編曲したもの。 いずれも「アメリカ的」というよりは、ベルリン・フィルの豪華な音での「インターナショナルな演奏」と呼ぶのが適切なのでしょう。オザワのオーケストラドライブも堂に入っています。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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