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バッハ(1685-1750)

CD フランス組曲全曲、半音階的幻想曲とフーガ シェプキン(ピアノ)(2CD)

フランス組曲全曲、半音階的幻想曲とフーガ シェプキン(ピアノ)(2CD)

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年03月11日

    1962年生まれのロシア系アメリカ人、セルゲイ・シェプキンの録音。シェプキンは、かつてレキシントンに拠点をおくongakuという小さなレーベルに何点かバッハのクラヴィーア曲を録音していた。本盤はより新しいものとなり、2011年の録音で、Steinway And Sonsからリリースされたもの。フランス組曲全曲が収録されているが、シェプキンはフランス組曲第6番の前に「平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 第9番 前奏曲 ホ長調 BWV854」を挿入している。ただし、CD表記上は、これが明示されておらず、あくまで、シェプキンは当該楽曲をフランス組曲第6番の「第1曲目 プレリュード」として扱っているのだ。そのため、すぐに続いて本来の第1曲目、当盤では第2曲目となるアルマンドが奏でられる。また、「幻想曲とフーガ イ短調 BWV904」については、同じホールで2種の楽器(Hamburg Steinway と New York Steinway と表記)による2通りの録音が収録されている。シェプキンは運動的で色彩感豊かなピアノで、豊穣なバッハを導き出している。急速楽章、例えば第5番のジーグなどでは、高性能マシーンを思わせるようなアップテンポを採用するが、決して無機的に弾き飛ばすわけでなく、その速さゆえの発色性を存分に味わわせる演奏となっている。シェプキンのアプローチは、自由度が高いという点で、伝統的なスタイルからは乖離している。しかし、その演奏は決して不自然ではなく、溌溂とした情感をともなった生気がみなぎっていて、華麗だ。現代ピアノのスペックを存分に活かした輝かしい響きとともに、適度なルバートをふまえて、雄弁で美しいバッハが繰り広げられている。また、前述の平均律からの引用は、是非、聴いてみていただきたいところだが、確かにしっくり行っており、面白い。また、2つの楽器による「幻想曲とフーガ イ短調 BWV904」は、あえて異なるアプローチで楽器に即応した即興性豊かな味わいを感じさせてくれている。

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    ばんどうくじら  |  福岡県  |  不明  |  2021年01月05日

    レビューがないのが不思議です。シェプキンのバッハは全て素晴らしい。ロシア出身のピアニストですが音が重ぐるしくないのが良い。 仰ぎ見るバッハではなく語りかけるバッハだ。 人にはそれぞれ好き嫌いがありますが、こういうバッハもあってよい。というより私には、なければならない存在です。 聴くと楽しく、心が晴れやかになるバッハ。

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