Comp.symphonies: Karajan / Bpo
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れいくー | 奈良県 | 不明 | 2011年04月20日
シューベルトの交響曲は、未完成」「グレート」を省いては、演奏によると退屈で、面白く聴けない場合が多々あると思います。 しかし、このカラヤンの演奏で聴くと、どの作品も退屈どころか、どの作品も非常に面白く、興味をそそられて、全曲通して聴いてしまいたい程です。 これはカラヤンの鋭いスコアの読みとその再現の手腕の表れ以外のなにものでもないと思います。 この斬新で洗練された演奏には好き嫌いがあるのかもしれませんが、シューベルトを愛する人には是非聴いていただきたい名盤だと思います。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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silver | 東京都 | 不明 | 2010年12月23日
すっきりとまとまった演奏。曲の美しさをよく伝えてくれる。耽美カラヤンの面目躍如。重厚さはあまり無い。まるでシベリウスを聴いてるようだ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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尾崎豊ファン | 山形県 | 不明 | 2010年12月08日
カラヤンの音楽表現は、その曲の魅力を聴き手に伝えることに注力されたものだと思います。カラヤンの指揮演奏は、すべての楽曲がそうだったのではないかと感じます。曲の魅力を表すことが、その曲の本質の部分を表すことにつながった演奏と、そうならなかった演奏とあるのですが、このシューベルトは後者です。全部の曲が、シューベルトの本質からはかなり遠いです。 でも、この全集は魅力が多いです。シューベルトらしくないけどかなりいい、という演奏。すべてが威容のある、重心の低い安定感で、とにかく立派。本来の曲以上に立派な曲に聴こえます。8曲の交響曲と3曲のロザムンデからの楽曲がこの方向で徹底されて、曲によるムラがないのがスゴイです。そのため、「未完成」や「グレイト」といった出来の良い曲は、本質云々関係なく、物凄い説得力を放射します。一方、特に第1〜4番の4曲は、本来以上によく出来た習作ぽい印象が強く残ってしまいやすいです。 ブリュッヘンやインマゼールは曲により出来のばらつきがあり、ベームとアバドはぬるい部分が散見されるので、シューベルトの全集としては私はカラヤンが一番聴く回数が多いです。 そして、最大の魅力は、この演奏であれば聴き飽きしないことです。聴き飽きしにくいというのは、レコードとしてもっとも大事なことですから。 未聴のスィトナーやブロムシュテット、ムーティなど聴いたら、この評価は変わるかな・・・?4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 2010年10月10日
未完成、大ハ長調についてはDGでの旧録音の評価とは完全に逆になっています。「これだけの美女にどうして超高級化粧品を使って厚化粧をする必要があるのか」というのは当時のレコ芸に載った未完成についての批評でしたでしょうか。EMIでのブルックナーの第4、第7も同様で気色が悪くなってしまいます。しかし、大ハ長調はこの美女も“貫録”がついてきたせいでしょうか、DGでのようなセカセカしたところのない、実に堂々たる演奏です。また、学生時代に作曲された最初の6曲も、お祭りでの女児の化粧よろしく、綺麗に仕上がっているのなら適度なお色気もあってよろしいのではないでしょうかね。全集としてはH.シュタインとかベームの方が好きですが、これもカラヤンらしく、結構よく聴いています。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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素人の独白 | 不明 | 不明 | 2009年12月05日
カラヤン/ベルリンフィルの交響曲集(38枚組)の中にシューベルトが 入っていなかったので購入した。 いろいろ意見はあるようだが、私にとっては今のところ1番楽しく聞ける 演奏だ。今まで食わず嫌いだったことを後悔している。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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べっくべっく | 岐阜県 | 不明 | 2009年11月23日
先入観なしで聴くと結構この演奏面白い。 全集目的とか色々な謳い文句があるので、素直に聴くのは難しいかも しれないが、素直に聞くと、カラヤン本人の希望でシューベルトの 全集を作ったのではないか?と思う部分がある。 初期の作品とかメロディラインにうっとりとしている傾向がある。 しかも自身の経験のすべてを使って、つまり、「ありとあらゆる手法」 を使ってシューベルトの音楽を作っている。 録音当時、カラヤンがぶつぶつと文句言っていたらしいが、 「なんでこうなんだ」「こうじゃないといけないのに」と 多分思っていたのだろう。 素朴な演奏を好む向きにはやりすぎると思うだろうが、この姿勢は カラヤンとしては当然の姿勢なのだろう。ベルリンフィルも全力で 演奏している。 端的に言うとS的演奏というべきか。この時代のカラヤンはレガード 全盛期というイメージがあるが、それをあまり感じない(特に初期)。 後年のオリジナル楽器でたまにみられるような弦中心の演奏でなく それぞれの楽器が活躍しているし。個人的にはベームの古典的名盤や、 インマゼール、アバドと比べても面白く聴くことができた。 ただ問題は録音会場。シューベルトの音楽にベルリン・フィル ハーモニーは明らかに合わない。多分、イエスキリスト教会だったら、 もっと評価が高いのではないかと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2009年06月11日
カラヤンの未完成は本盤の前の同BPOを振ってのDG盤とともにこの1978年収録分も私には重要な位置付けにはなっておりません・・・何となく訴求力が弱いのでしょうか。ザ・グレイトの方は1968年録音DG盤と姿勢は同じでも10年の歳月を感じさせる落ち着きがその華麗な演奏の中にも聴きとれるようです。演奏運びとしては四楽章のタイムが何れも13分前後と聴きようによっては平板な印象・・第1楽章クライマックスはなだらかにそして跳ねるように早じまいし第2楽章はやヽ余韻が弱く・・終楽章は独特の最終虚脱感が素晴らしいです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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I&W | JAPAN | 不明 | 2008年07月24日
No.1;10’08/8’04/6’42/6’29 No.2;11’30/7’55/3’39/6’04 No.3;10’30/5’11/4’18/5’24 No.4;7’40/8’43/4’29/7’23 D.797;7’55/7’48 D.644;12’12 No.5;7’09/9’33/5’37/5’58 No.6;7’57/7’21/6’54/11’34 No.8;12’24/13’48 No.9;13’03/13’12/14’17/11’561人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音吉 | 浪速 | 不明 | 2008年04月23日
Pianistさんの批評された内容には全く同感やね。私の様なカラヤンフリークでも言われておられる「肥大し過ぎのサウンド」は特に古典的なたたずまいが綺麗な作品達に顕著やね。ただ、昔日本や欧州の会場で見聴きした時は不自然さは皆無やった。やはり録音で造ったものとライヴの違いは御大の解釈では「極端」に出ますなぁ。フルベンやクレ爺クナ爺等のライヴは無理やったけど、創造すると同じような事が言えそうでんな。いやはや、ホンマ、悩みまっせ大将!ばぁちゃるでんなぁ・・0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2007年06月10日
国内盤ならこの価格も仕方ない…と言えるかどうか分からないが、輸入盤なら半額以下で同内容盤が買える。演奏は全集完成目的のニオイが強く、特に初期作品はBPOの重厚すぎるサウンドとカラヤンのオケ鳴らしが災いしてミスマッチ。1番は意外な面白さを聴かせるが、3番などは失敗の類。4番もサウンドは美しいが少々肥大しすぎ。その点9番グレイトはDG録音より活気や覇気が感じられ、規範的名演と言える。未完成は崩れかけたロマン性…というより、間延びした印象を与える。今日ではそれぞれの曲にユニークな名演盤がある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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