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チャイコフスキー(1840-1893)

SACD 交響曲第4番、弦楽セレナードより フルトヴェングラー&ウィーン・フィル(1951、1950)

交響曲第4番、弦楽セレナードより フルトヴェングラー&ウィーン・フィル(1951、1950)

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    くまたろ  |  東京都  |  不明  |  2015年12月23日

    冒頭からこれまでのものと音がちがっていて驚いた。ウィーン・フィルの響きがすばらしい。おもわず惹きこまれる。気宇壮大かつ繊細で神経のいきとどいた演奏。聴いたあとしばらくぼんやりしてしまった。

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  • ★★★★☆ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2012年10月08日

    これは確かに高音質だよね。元の録音にあったチリチリ、パチパチの雑音をすべて洗い流し、なめらかな音に仕上がっていることに対して「おみごと」と言いたい。しかし、雑音の中で聴いたチャイコの4番は何がしか、緊張感が感じられたが、こうすんなり聴けると拍子抜けしてしまう。「あの雑音が懐かしい」と思うのは私だけか。一方、弦楽セレナードは、「フルヴェンはこんなことするのか」と、ユニークな解釈に感心する。これは高音質になった分だけ楽しめた。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年02月27日

    素晴らしい高音質SACDの登場だ。フルトヴェングラーのチャイコフスキーの交響曲第4番の録音については、これまでグランドスラム盤やオーパス盤などにより様々な復刻を繰り返してきたが、今般のSACDはそれらとは次元の異なる鮮明な高音質に蘇ったと言える。フルトヴェングラーは、必ずしも演奏機会は多いとは言えなかったが、チャイコフスキーの後期三大交響曲についてはコンサートでも時として採り上げ、録音も遺されている。この中で、第5は、聴衆やオーケストラの質の悪さも相まって問題外。第6は、楽曲がフルトヴェングラー向きということもあって複数の録音(しかも名演)が遺されている。他方、第4についてはスタジオ録音による本盤しか遺されていないが、これが素晴らしい名演なのだ。録音が数日にわたって行われている点にも、フルトヴェングラーが本盤の録音にかけた情熱と意欲、そして強い拘りが表れているとも言える。チャイコフスキーの第4の名演と言えば、ムラヴィンスキー盤(60年のDG盤)、カラヤン盤(71年のEMI盤)が何よりも念頭に浮かぶが、本フルトヴェングラー盤は、今般の高音質化を持ってこれらの名演に比肩することが可能となり、同曲の名演のベスト3の一角を占めるに至ったと言っても過言ではないと考える。ムラヴィンスキーが鉄壁のアンサンブルを駆使した豪演、カラヤンがライブ録音を思わせるようなドラマティックな名演であるのに対して、フルトヴェングラーは、気宇壮大な彫の深い名演と言ったところではないだろうか。フルトヴェングラーはチャイコフスキーの第4を、ベートーヴェンやブラームスなどの交響曲に接するのと同様のアプローチで指揮しているのだ。その意味では、チャイコフスキーの第4を、ベートーヴェンの諸交響曲にも比肩する大芸術作品に仕立てあげたとも言えるところであり、その作品の核心に迫っていこうという鋭くも真摯な姿勢は、演奏を濃密で深みのあるものにしており、内容の濃さという点に限って言えば、フルトヴェングラー盤こそは随一の名演と言ってもいいのではないかとさえ考えられる。それにしても信じられないような高音質だ。冒頭のホルンのファンファーレの主題の生々しい音にまずは驚かされる。その後も、高弦のつややかな響きといい、ブラスセクションや木管楽器のブリリアントな響き、厚みのある低弦の迫力など、信じられないような鮮明な音質に生まれ変わっている。音場も非常に幅広いものになり、特に終楽章において顕著であるが、トゥッティになっても音が歪むことが殆どないというのは驚異的ですらある。また、例えば、第1楽章の第1主題の呈示に際してのヴァイオリンとチェロによる緩急をつけた導入の仕方、第2楽章の木管楽器による主題や、中間部に向けての弦楽による抑揚をつけた歌わせ方、第3楽章のピツィカートの味わい深い濃厚さ、終楽章終結部の効果的なアッチェレランドなどは、フルトヴェングラーだけが成し得る魔法のような至芸であるが、このように随所に施された至芸が鮮明に再現されるというのは、本高音質盤の最大のメリットであると高く評価したい。併録の弦楽セレナードからの抜粋2曲も、厚みのある弦楽合奏が鮮明に再現されており、フルトヴェングラーの卓越した至芸を望み得る最高の高音質で味わうことができることを大いに喜びたい。

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