トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ピエール・ブーレーズ ザ・コンプリート・ソニー・クラシカル・アルバム・コレクション(67CD)

CD ピエール・ブーレーズ ザ・コンプリート・ソニー・クラシカル・アルバム・コレクション(67CD)

ピエール・ブーレーズ ザ・コンプリート・ソニー・クラシカル・アルバム・コレクション(67CD)

商品ユーザレビュー

星4つのユーザレビュー > すべてのユーザーレビューを見る
  • ★★★★★ 
    (8 件)
  • ★★★★☆ 
    (3 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:3件中1件から3件まで表示

  • ★★★★☆ 

    skydog  |  静岡県  |  不明  |  2014年10月26日

    2009年のブーレーズ・エディション全11セット48枚組には、ジュエル・ケースであること,ジャケット写真が老成した(?)ブーレーズであったことの他にも、バルトークのセットに『管弦楽のための協奏曲』がなく、ストラヴィンスキーのセットに『火の鳥』がないという(商品としての)致命的な欠陥があった。 今回これらの点は改善されているものの、ウェーベルンが全集(3CDs)ではなく、選集(2CDs)になっているという不可解さ。しかしウェーベルンの全集は「ソニー・クラシカル・マスターズ」のウェーベルン篇を残しておけば良いので許す。 とにかく20世紀後半のクラシック演奏の金字塔。入手しない訣にはいかないだろう。 でも(ホロヴィッツのカーネギー・ホール・ライブ・ボックスもそうだったが)2枚組のジャケットの入れにくさは何とかならないものか。ジャケット下部の折り返しを外貼りにすれば良いだけなのに。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    ねこ  |  大阪府  |  不明  |  2014年10月19日

    アルバムコレクションのコンプリートであって、CBS全録音ではない。それ故か、残念ながら、ラヴェルの「ジャンヌの扇」や序曲「シェラザード」は含まれてはいないようで、どこにも見当たらず、ブックレットにも記載されていない。他にも含まれない曲があるやもしれません。演奏が問題意識の明確な素晴らしいものだけにもったいない仕様である。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    ombredouble  |  東京都  |  不明  |  2014年08月05日

    ブーレーズが作品紹介と普及に心血を注いでいた新ヴィーン楽派、ストラヴィンスキー、バルトークとヴァレーズ、及びドビュッシーとラヴェルの系統的な録音、そして幾つかの主要自作自演を柱とする内容で、基本的にはCD既発音源の集成であるが、入魂のヴェーベルン「全集」(作品番号付+αゆえ今日から見れば完全全集ではないが)がCD2枚分しか収録されていない.オリジナル・ジャケット・コレクション的な趣向で余白の多い収録(重複やブーレーズ指揮でないものも)の割にこれでは、若干割り切れない.熱心だったレパートリーだけあって演奏も優れたものが多いが、出来不出来も否定できないので、演奏内容で星4つとしたい.(そういえばジャンヌの扇のファンファーレが含まれていないのは書き洩らしだろうか?) ヴェーベルンは言うに及ばず、ベルクではヴォツェックと室内協奏曲に一番最初に手をつけている事、シェーンベルクではグレの歌・モーゼとアロンのみならず自由な無調期の大編成作すべて(五つの管弦楽曲・期待・幸福の手・四つの歌曲作品22から世界初録音のヤコブの梯子まで)及び重要な室内アンサンブル作品すべて(ふたつの室内交響曲・ピエロ・セレナーデ・組曲作品29・オード・断章三つの小品)を収録している事、火の鳥・ダフニス・木製の王子・マンダリン等のバレエ音楽で全曲版を選択している事、ストラヴィンスキーの管楽器のシンフォニーズ、バルトークの田舎の情景に四つの管弦楽曲作品12、ドビュッシーの遊戯にペレアス、ラヴェルの室内アンサンブル伴奏付歌曲、マーラーの当時発掘初演されたばかりだった森のメルヒェン(嘆きの歌初稿版第1部.残りの部分は改訂稿による)そしてベルリオーズの幻想のみならずレリオ(語りは嘗ての雇主ジャン=ルイ・バロー)と夏の夜(複数歌手に歌わせるブーレーズ好みのやり方〜スチュアート・バロウズとミントン)を収録している事、などにこれらの作曲家への強い拘りが見られる.しかしシェーンベルクの一部とヴァレーズがかなりお仕事演奏なのは、’60年代に散々演奏したわりに後回しにしたので、飽きてしまっていたのだろうか(なお砂漠はテープ無し版で収録). 自作では、全面セリー主義の柔軟な運用への脱皮を告げる主のない槌・プリ(旧版)・エクラ/ミュルティプルほかが優れた演奏で収められている.メシアンも我死者の復活を待ち望むと天国の色彩という重要作を収録し、ストラスブール打楽器合奏団の妙技と往年のフランス管の音色が堪らなく魅力的(先に収録してしまっていた七つの俳諧も、異国の鳥たちも入っていないが). それ以外の現代音楽ではカーターとベリオが収められているが、おまけ的扱い.ベリオならシンフォニアやミュージックシアター作品、カーターならピアノ協奏曲など収録しても良さそうに思えるところ、典型的ではあるものの最重要作/分野からやや外れる選曲でお茶を濁しているのには、レコード産業的事情と同時にブーレーズの嗜好が見え隠れする(何度も実演にかけ欧州ツアーにも持って行ったカーターのオケコンは、初演者バーンスタインのレコードがあったため録音できなかったそうだ).とは言ってもコラールは会心の演奏だが. 備忘録代わりに記せば、説明文通りルコムシュカとのアルテンベルク歌曲集にハーパーとの七つの初期の歌(BBC響、いずれもノーマン=ロンドン響と再録)がCD初出、NYフィルとのカーター:見つめる鏡(後年EratoにEICとの録音がある)が初リリース. CD初出ではないものの若干入手し難かったのがクリーヴランド管とのダフニス第2組曲、BBC響との2回目のベルク三つの管弦楽曲(これ以外にも幾つかクレジットに間違いがある)、ハーパーとの歌曲集シェエラザード、ベートーヴェン、ミントンにミュジック・ヴィヴァントとの3回目のマルトー自作自演、NYフィルとの鶯の歌、アレルヤIIほかのベリオ録音(RCA音源).

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:3件中1件から3件まで表示