トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ラフ、ヨアヒム(1822-1882) > 交響曲第5番『レノーレ』、オペラ序曲集、狂詩曲『夕べ』 ネーメ・ヤルヴィ&スイス・ロマンド管

ラフ、ヨアヒム(1822-1882)

SACD 交響曲第5番『レノーレ』、オペラ序曲集、狂詩曲『夕べ』 ネーメ・ヤルヴィ&スイス・ロマンド管

交響曲第5番『レノーレ』、オペラ序曲集、狂詩曲『夕べ』 ネーメ・ヤルヴィ&スイス・ロマンド管

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (0 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★☆ 

    ぴたすみん  |  大阪府  |  不明  |  2018年07月15日

     名曲の条件というのはいろいろあると思いますが、「涙なしには聴けない」というのが一つの条件として認められるのなら、この曲は紛れもなく名曲です。もし、この曲がショパンなどというビッグネームの交響曲だったら、HMVのディスコグラフィに20や30くらいの盤が並んでいただろうと思います。とはいえ、ここ20年くらいで10種弱は出てるから、やっぱ名曲なんでしょうね。  Yarvi父が演るとどうなるのか? スイスロマンドがお国もの(?)として奏でるとどうなるのか? という興味で聴いてみました。やはりYarvi父は驀走しますね。ほぼ最速に近い演奏です。しかし、第2楽章「幸福の情景」などは速いながらも、ヤルヴィトーン炸裂!(やはり録音がいいと、かなりの線までちゃんと捉えてくれています) フィナーレの「夜の騎行」での回帰を待たずに涙腺崩壊。フィナーレは明晰に過ぎる感じがしますが、どんどん調子が出てきて(単に耳が明晰な音に慣れてきただけか?)、不気味さもそこそこ出ています。フィナーレコーダの「死の浄化」もあっさり気味ですが、打楽器の進行が面白く感じられました。ベストの演奏とはいえないかも…ですが、とにかく弦楽の柔らかさは、この曲では決定的な要素ですから、いい演奏だと思いました。(バーメルトなどおそらく楽団員に弦の運び一つ一つを指定していたと思う。ホールが悪い録音でしたが、すばらしかった。)  ロマン派交響曲は、ベートーベンの末期、シューベルト後期あたりから主要な主題に歌謡主題を採用してきた関係で、アレグロが成立しづらくなっています。Yarvi父やムラヴィンスキーの突進驀走は、アレグロ楽章(特に第1楽章)を成立させるための仕掛けだと思うんですが(だから曲全体のバランスをとるために全体に速くなる)、この曲に関しては成功してると思います。第1楽章の華やかさも際立って、悲劇に終わるこの曲が始まったのにワクワクしてしまいましたから。(ひさしぶりの「レノーネ」の新譜だったからかも?ですが。)でも、やっぱちょっと速いか…?ということで☆4つです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示