『見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語』全曲 チェルニアコフ演出、M.アルブレヒト&オランダ・フィル、イグナトヴィチ、他(2DVD)(日本語字幕付)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2015年12月17日
日本語字幕付きによる映像によって初めてこの作品の姿が理解できた。 実際の公演の映像を観ることで音楽や戯曲がより深く立体的に味わうことが出来た。 オランダの歌劇場においてロシア・オペラがこれだけ高い完成度で上演されるというのが驚きだ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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空中庭園 | 東京都 | 不明 | 2014年09月22日
全編夢の中の出来事の様。 フェヴローニャの生い立ち、出会い、別れ、死が、キーテジの運命とともに進行する。 舞台はこのおとぎ話の様な話をよく表現しているし、コルサコフの音楽も美しい。 未見の方は、購入して絶対に損はない。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2014年07月19日
これと次の、最後のオペラ『金鶏』がリムスキー=コルサコフの最高傑作だと思うが、作品の真価を知らしめるにふさわしい素晴らしい上演(日本語字幕付きもありがたい)。チェルニャコフ演出は例によって舞台を現代に置き換えており、タタール人たちも昨今のテロリスト御一党といった感じだが、一見、暴力的な彼らの強さは意外に見かけ倒しなので、このぐらいで良いと思う。総じて現代化はとてもうまくいっている。悲惨な話だが、あくまでメルヒェン調で、舞台上での劇的な緊張はむしろ乏しい作品なので、演出は非常に難しい作品のはずだが、観客を飽きさせない工夫があちこちにある。第5幕ではト書き通りの大キーテジの壮麗な街並みをあえて見せないが、これもとても良い(その理由は一番最後に分かる)。歌手陣では主役フェヴローニャのみ、カリアリ歌劇場での映像に出ていたモノガローワの方が上だと思うが、イグナトヴィチも決して悪くない。他のキャスト、指揮とオケは文句なしにこちらの方が上。相手役フセヴォロド王子を演じるアクセノフも申し分ないが、特に性格的なテノールの役、グリシュカを演じるジョン・ダスザックが歌・演技ともに出色の出来。指揮のマルク・アルブレヒトは手の内に入った「お国もの」でないがゆえに、逆に非常に丁寧な音楽作りが印象的だ。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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