リムスキー=コルサコフ (1844-1908)

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DVD 輸入盤

『見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語』全曲 チェルニアコフ演出、M.アルブレヒト&オランダ・フィル、イグナトヴィチ、他(2DVD)(日本語字幕付)

リムスキー=コルサコフ (1844-1908)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OA1089D
組み枚数
:
2
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


ネーデルラント・オペラ2012
リムスキー=コルサコフ:『見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語』

日本語字幕付き

ロシアの『パルジファル』と呼ばれる神秘的なほどに美しい作品の貴重な上演記録

湖の底深くに沈んだとされるロシアの伝説上の町キーテジ。タタール人に攻め込まれた際に神の力によって隠され、その湖の底には神聖なる人々が住み続ける・・・。リムスキー=コルサコフは「見えざる町キーテジ」の伝承と別な伝承「ピョートルとフェヴローニャの物語」を組み合わせ、メルヘンという以上に神秘的なストーリーを作り上げています。そしてリムスキー=コルサコフの色彩的なオーケストレーションが民族的な旋律を響かせながら、神々しいようなこのオペラのストーリーを音楽によって具現化しているようです。
 ネーデルラント・オペラでのこの上演では、モスクワ出身のチェルニアコフによる演出が、プリミティヴな自然の力とロシアの信仰が渾然一体となったような説得力ある舞台を生み出しています。

【あらすじ】
小キーテジの森に住む乙女フェヴローニャは、狩で傷を負い、従者とはぐれた王子フセヴォロドに出会います。聡明なフェヴローニャの言葉に心を動かされた王子はフェヴローニャに求婚、まもなく二人の婚礼が行なわれることになります。しかし大キーテジへと向かうフェヴローニャの婚礼の行列はタタール人の来襲をうけ、フェヴローニャはタタール人に捕らえられます。一方のんべいのグリーシカはタタール人に脅され、大キーテジへの道を案内することに。フェヴローニャは大キーテジを見えなくしてくれるよう、神に祈ります。タタール人による襲撃の報を受けた大キーテジでは王子が戦場へと駆け、40の傷を負って戦死。その後、タタール人の手から逃れたフェヴローニャとグリーシカは森の中をさまようものの、自分の罪を恐れるグリーシカは王妃の前から消える。フェヴローニャはそのうち王子の霊に出会い、湖の底に消えたキーテジの町で再びふたりの婚礼が祝われます。そして森に残ったグリーシカには、人々が信仰に守られたキーテジで生きていることを手紙で告げるのです。(輸入元情報)

【収録情報】
・リムスキー=コルサコフ:歌劇『見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語』全曲

 ユーリ公:ウラディーミル・ヴァネーエフ
 王子フセヴォロド(ユーリ公の子):マクシム・アクセノフ
 フェヴローニャ:スヴェトラーナ・イグナトヴィチ
 グリーシカ・クテリマ:ジョン・ダスザック
 フョードル・ポヤーロク:アレクセイ・マルコフ
 小姓:マイラム・ソコロヴァ
 二人の高貴な男たち:モルシ・フランツ、ペーター・アリンク
 グースリ奏者:ゲンナジー・ベズズベンコフ
 熊使い:ヒューバート・フランシス
 物乞いの歌い手:イウリ・サモイロフ、他
 ネーデルラント・オペラ合唱団
 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
 マルク・アルブレヒト(指揮)

 演出・装置:ディミトリ・チェルニアコフ
 衣裳:ディミトリ・チェルニアコフ、エレーナ・ザイツェヴァ

 収録時期:2012年2月
 収録場所:アムステルダム音楽劇場(ライヴ)

・特典映像:出演者、スタッフ・インタビュー キャストギャラリー

 収録時間:全プログラム205分(本編186分)
 画面:カラー、16:9
 音声:リニアPCMステレオ、DTS 5.1chサラウンド
 字幕:英・仏・独・蘭・韓・日本(特典は英語のみ)
 NTSC
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日本語字幕付きによる映像によって初めてこ...

投稿日:2015/12/17 (木)

日本語字幕付きによる映像によって初めてこの作品の姿が理解できた。 実際の公演の映像を観ることで音楽や戯曲がより深く立体的に味わうことが出来た。 オランダの歌劇場においてロシア・オペラがこれだけ高い完成度で上演されるというのが驚きだ。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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全編夢の中の出来事の様。 フェヴローニャ...

投稿日:2014/09/22 (月)

全編夢の中の出来事の様。 フェヴローニャの生い立ち、出会い、別れ、死が、キーテジの運命とともに進行する。 舞台はこのおとぎ話の様な話をよく表現しているし、コルサコフの音楽も美しい。 未見の方は、購入して絶対に損はない。

空中庭園 さん | 東京都 | 不明

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これと次の、最後のオペラ『金鶏』がリムス...

投稿日:2014/07/19 (土)

これと次の、最後のオペラ『金鶏』がリムスキー=コルサコフの最高傑作だと思うが、作品の真価を知らしめるにふさわしい素晴らしい上演(日本語字幕付きもありがたい)。チェルニャコフ演出は例によって舞台を現代に置き換えており、タタール人たちも昨今のテロリスト御一党といった感じだが、一見、暴力的な彼らの強さは意外に見かけ倒しなので、このぐらいで良いと思う。総じて現代化はとてもうまくいっている。悲惨な話だが、あくまでメルヒェン調で、舞台上での劇的な緊張はむしろ乏しい作品なので、演出は非常に難しい作品のはずだが、観客を飽きさせない工夫があちこちにある。第5幕ではト書き通りの大キーテジの壮麗な街並みをあえて見せないが、これもとても良い(その理由は一番最後に分かる)。歌手陣では主役フェヴローニャのみ、カリアリ歌劇場での映像に出ていたモノガローワの方が上だと思うが、イグナトヴィチも決して悪くない。他のキャスト、指揮とオケは文句なしにこちらの方が上。相手役フセヴォロド王子を演じるアクセノフも申し分ないが、特に性格的なテノールの役、グリシュカを演じるジョン・ダスザックが歌・演技ともに出色の出来。指揮のマルク・アルブレヒトは手の内に入った「お国もの」でないがゆえに、逆に非常に丁寧な音楽作りが印象的だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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