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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲全集 ベルティーニ&ケルン放送交響楽団(11SACD)

交響曲全集 ベルティーニ&ケルン放送交響楽団(11SACD)

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検索結果:54件中1件から15件まで表示

  • ★★★★★ 

    ロールパン  |  不明  |  不明  |  2016年10月15日

    ベルティーニさんはもっと録音を残して欲しかった…と心底思える全集です。ケルン放送響(現在ケルンWDR響)はいわゆるメジャーオケに比べると知名度が少し低いですが、このマーラーを聴く限りは重心が低いけれども伸びやかで明るい音色といいますか…非常に魅力的な楽団と感じます。演奏はどれも非常に落ち着いていて透明感があり大変美しく、録音もほとんど不満はありません(9番がもう少しクリアなら!)。何度も聴くに耐える全集としては最右翼とも言える演奏です。中でも3番、6番、8番、大地の歌が頭一つ抜けた印象です。5番はあまりスッキリしすぎてあまり好みではなく…現在ケルンの監督サラステとWDR響の演奏が良いと感じました。

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  • ★★★★☆ 

    yass  |  大分県  |  不明  |  2015年10月26日

    ガリー・ベルティーニという不世出の指揮者のすばらしい実力をいやと言うほど思い知らされる名全集だ。バーンスタインやテンシュテットのように、マーラーの情念や狂気をふんだんに撒き散らすのではなく、透明で美しい流れのなかで、マーラーの本質や狂気をジワジワとあぶりだすやり方で、これは前二者よりずっと難しい方法ではないだろうか。素晴らしいのは「第3番」「第4番」といった明るめの曲や、「第9番」「大地の歌」。ただ残念なのは、ほかの方々のご指摘どうり収録が雑なこと。特に、休みなく演奏されるべき「第3番」の第4楽章と第5楽章が次の盤にまたがっているのは、無神経と言われても仕方ない。これだけでも何とか改善できなかったのだろうか。

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  • ★★★★☆ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2013年10月17日

    EMIはワーナーに吸収されハイブリットSACDに主眼を置く様になったようだ。このアルバムは確かに演奏もよく買い直しても後悔しない。ただしシングルレイヤーで不誠実な商売をして(1枚で収まるものを2枚にしたりクレンペラーのベートーヴェンを8枚にしたりハイブリットの直後に同曲のシングルレイヤーを出したり、など)ファンの顰蹙を買ったにもかかわらずあまり反省していないようで残念です。シングルレイヤーの5枚組(マルティノンのラヴェル)は1枚あたり2000円を切っています。今回はハイブリットで11枚組なので(11枚に詰めたのだから文句言うなと言いたいのでしょうが) 20000円はちょっと高いでしょう。庶民に買っていただくなら短絡的にきりのいい金額ではなく16000〜18000円位に設定すべきであり20000円ならシングルレイヤーであれば買い直そうかと思うレベルだと思う。むしろこの値段で買い直すならバーンスタイン、テンシュテット、アバドといった個性的な名盤だろうなあ。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月27日

    DGのシノーポリの全集が、「大地の歌」を補充されて超廉価で再発売された今、「マーラー全集をまず1セット持つならばこれ」とお薦めするわけにはいかなくなった。(別タイプのテンシュテットの「熱いマーラー全集」も超廉価化したことでもあるし。)しかし、サントリーホールでのライヴ演奏のとてつもない完成度と録音のクオリティの高さが、日本人としては特別な思いをこの全集に抱かせる。私の所有しているのは普通のCDなのでこのHQCDの音質については論評はできないが、今後も(少なくとも日本では)繰り返し発売されるセットとなるだろう。特に声楽の入った曲で、シノーポリの求心性とは対照的なベルティーニの外向性が、音楽をそれこそ「宇宙に向けて」響かせているのが魅力だ。声楽陣もその音楽づくりによく応えている。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2012年11月29日

    本盤アルバム収録曲全曲を必ずしも聴いているわけではありませんが少しコメントさせていただきます。ベルティーニは収録曲を比較的絞った指揮者でマーラー交響曲について一番ウエイトが高い様に思えます。その中で交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」に関してはHMVカタログでは本盤演奏1987年分(ケルンRSO、、ルチア・ポップ(S)、演奏タイム@18’11A9’56B22’09C9’46)の他に2002年分(東京都SO、森麻季(S)、同@15’35A9’39B19’26C8’55)及び 2004年分(ベルリン・ドイツSO、カミラ・ニュールンド(S)、同@15’32A9’23B19’59C9’17)が載っております。さて、本盤演奏、第1楽章平均的にもタイムをゆっくり目に曲進めが行われているものの出だし自体は粘着的程度は低くはっきりしたタッチが印象的です。それだけ音色が綺麗で特に管楽器のライン造型も特徴的で従って不思議とボソボソ感がありません。中盤更にゆったりと運び少し個人的には説明的に陥った感も無くはありませんがマァそのあたりがタイムを食っているのでしょうか。この楽章〆やはり管楽器が充分余韻を響かせます。ヴァイオリンがユダヤ的独奏で入る第2楽章は悪魔的ではなく結構スタイリッシュに仕上げてベルティーニらしいです。第3楽章の取っ掛かりはテンポが割りと速い感じがしたのですがこの平安に満ちた楽章は当時丁度60歳のベルティーニにかかると実に安らかな時間が過ぎて行きます。ソプラノ声楽ルチア・ポップ(当時48歳)はこれまでにもこの曲を収録しているらしいのですが本盤では成熟濃密な内にも透き通った張りのある歌を聴かせてくれます。私などは聴き分けは出来ておりませんがベテランのニュアンスに富んだ表現がポイントとなりましょう。とにかくこの第4番はタイトルにもあります様にマーラーには珍しい人生肯定的な曲で私の好きな曲になっております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年10月15日

    日本でのライヴ録音を中心に構成した全集で、20年ほど前には代表的名盤ともてはやされたものだ。8番の録音などはバブル景気の頃のコンサートブームの頃の活気の産物ともいえるものだ。ベルティーニのロマンと冷静な構成力をケルン放送交響楽団の巧さが支えるもので、その後も数々の名盤が出る中で、価値が低くなるということはなく、この一連の演奏を商品化した当時のEMIの姿勢は評価したい。氏のマーラーの実演には10年ほど前に都響への客演で何度か接しているが、今でも最良のマーラー体験の一つだと思っている。こういう商品はカタログからきえることのないように今後も願いたい。

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  • ★★★★★ 

    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  2012年07月24日

    演奏、録音共に最も整ったマーラー交響曲全集だと思う。身近にクラシックのリスナーはほとんど居ないが、マーラーを聴き始めようという人と会話した際、「とりあえずこれを聴いておきなされ」と勧めた。各曲のベスト3を挙げたとして、この全集からチョイスされるものが結構あるのではないか。そういった意味で全集の頂点かもしれない(ショルティもインバルも良いけどね)。

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  • ★★★★☆ 

    メヌ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年10月26日

    きりっと美しいマーラーで、迫力も十分です。指揮者の信仰告白みたいな演奏だと途中で止めてしまいたくなることが多々ありますが、いつまでも聴いていたいと思わせる魅力に溢れています。ケルンのオケはヴァントのブルックナーでのへたれぶり(特に8番)によいイメージがありませんでしたが、ここでは違うオケのようです。この全集で文句をいいたいのは、曲のCDへの割り振りで、作る側の商品に対する愛情がないのか、愛好家をなめているのか、音の缶詰だから詰め込んでおけばいいと思っているのか...どうせつくるならきちんとした商品をつくれよ。CDの枚数が増えて千円くらい高くなって売れ行きが心配って類の売り物じゃないだろっ。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年04月25日

    若い頃、来日したベルティーニ&ケルン放送響のマーラーの7番を聴きに行って感動して帰って来たのを昨日のように思い出し、店頭で見かけた当セットを手に取り、購入した次第。7番、6番、5番の順に聴いて行ったが実に素晴らしい。これは懐かしいあの響きだ。ベルティーニのマーラーは正に本物だ。何回でも繰り返して聴きたくなる。輸入盤は廃盤のようなので、マーラーファンは店頭で見かけたらすぐに購入することをお薦めします。

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  • ★★★★☆ 

    nobuboon  |  東京都  |  不明  |  2010年11月14日

    バラでいくつか買っていた時に、8番の第2部の聴き比べを手持ちの10組のCDでやってみたところ、私にとってこのベルティーニ盤がベスト・パフォーマンスでした。 ケルン放送交響楽団は昔、ヴァント指揮のブルックナー第3番で初めて聴きましたが、底力のあるオケだと思います。

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  • ★★☆☆☆ 

    HMVの犬が好き  |  岐阜県  |  不明  |  2010年10月09日

    買って後悔しました。名演と呼べるのは3番だけです。3番を単独で買った方が良い。マーラーの交響曲中、特に名曲と言える6番、9番いずれも駄演です。(6番の1、2楽章は良い)。盛り上がるところでじっくりテンポを落として聴かせて欲しいのに、ベルティーニはアッチェレランドをかけてしまう。非常に落ち着きのない演奏です。また、この指揮者は緩徐楽章をゆったり歌わせることが下手ですね。実直過ぎて歌っていない。 少なくとも標準的なマーラーではないと思います。「普通の」解釈での名演、全集を望む方には、ハイティンクかシャイーをお勧めします。 改めて皆さんの評価を見て、星5つが多いのにびっくりしました。感性は人それぞれですね。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年08月07日

    数あるマーラーの交響曲全集の中でも、かなり上位にランクされる名演であると高く評価したい。ベルティーニは、必ずしもレパートリーの広い指揮者ではなかったが、そのような中で、マーラーについてはかなりの録音を遺した。正にマーラー指揮者とも言える存在であったが、ベルティーニのマーラー演奏の特色は、許氏がライナーノーツに記しておられるように、流麗なる美しさということになるであろう。どんなに劇的な箇所に差し掛かっても、バーンスタインやテンシュテットのように踏み外したりすることはなく、どこまでも流麗な美しさを失わない。それでいて、軟弱さなどとは皆無であり、劇的な箇所における力強い迫力にいささかの不足を感じさせることはない。同世代のライバルのマーラー指揮者のインバルは、内なる激しいパッションをできるだけ封じ込めて、実に抑制的な表現につとめているが、ベルティーニは、あくまでも自然体で指揮をしており、こうした自然体のアプローチによって、硬軟併せ持つ、いい意味でのバランスのとれたマーラーを表現できるというのは、天性のマーラー指揮者の手による類まれなる至芸と言える。おさめられたいずれの曲も名演の名に値するが、特に、第2の第2楽章や第4の第3楽章、第5の第4楽章、第6の第3楽章、そして第9の終楽章など、緩徐楽章の決して耽美には陥らない高潔な美しさは、他の指揮者の追随を許さない高みに達していると言える。第3の第1楽章や第9の第1楽章などのいい意味でのバランスのとれたスケールの大きい演奏も見事であるし、合唱や独唱の入る第8や大地の歌なども素晴らしい名演だ。HQCD化によって、明らかに音質が向上しており、1万円を切るという良心的な価格の観点からも、きわめて水準の高い名盤と言える。

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  • ★★★★☆ 

    恐怖のタヌキ男  |  不明  |  不明  |  2010年08月03日

    ベルティーニの遺産、マーラー全集がHQCDで登場、完成度の高いマーラーであり、生涯をマーラーに捧げたベルティーニ、渾身の名演揃いです。この全集のうち何曲かは日本でのライヴが採用されています。日本でも都響を指揮してマーラーを日本に伝道したベルティーニ、素晴らしい全集に感謝します。

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  • ★★★★★ 

    音楽遊人  |  千葉県  |  不明  |  2010年07月04日

    全曲、歌に溢れた名盤。 人によって各演奏の好みは異なると思うが、全体的に高水準であることは間違いない。 これからマーラーを聴こうと思う人、まだ、ベルティーニを聴いたことのない人達へ、ぜひ、お薦めしたい全集である。

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  • ★★★★☆ 

    mulder  |  福島県  |  不明  |  2010年06月22日

    ベルティーニの指揮は,音が硬く,広がらないのが特徴。オケは鳴っているのに,押さえつけられたような息苦しさがある。 それがいい方に作用した5番などは名演といっていいと思うが,全体的には高揚感に乏しく,物足りない。 日本でのライヴ録音のものは,上記のようなマイナス点は少ない。しかし,スタジオ録音とライヴ録音が混ざっているのは全集として見た場合はマイナスだ。 完成度は高いものの,聴き手によってかなり好き嫌いは分かれそうだ。 録音は,放送局との共同制作なのでEMIにしては良好。

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