蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2007年07月21日

いまや泰西名画の仲間入りとなった2番交響曲。掛け値なしにその素晴らしさを教えてくれたのは、バルビローリのバトンの力量でも、またやっとかっとのハレ管のレベルでもない。おそらくあの時代の感覚だったような気がする。もっと広く多く聴かれるべきであるという信念。その想いを厚ぼったく油絵のごとく塗りたくったＨ．Ｋ．や、シベリウスの譜面に描かれた世界に限りなく近づこうとしたコリンＤ．も最大限の努力をもって望んだのだろう。しかし師はごく自然体にこの偉業を成し遂げた。正に感服。

 

マコシュテット  |  鶴見区駒岡  |  不明  |  2007年05月04日

＃1-1の冒頭38秒で鳥が朝をしらせるように泣くのが聞こえる。ヘッドフォンで聞くとはっきり認識できるよ。感動したよ。まさにシベリウスの 世界だよ。

 

I&W  |  japan  |  不明  |  2007年02月27日

No.1;11’42/9’35/6’06/13’21;40’44 No.2;9’22/13’34/5’42/12’45 ;41’23 No.3;12’14/11’14/9’19;32’47 No.4;9’56/4’47/11’08/10’27;36’18 No.5;14’18/9’23/9’53;33’34 No.6;9’22/6’55/3’43/9’52;29’52 No.7;21’16 フィンランディア;8’26 ポヒョラの娘;14’13 悲しいワルツ;5’31 トゥオネラの白鳥;7’51 レンミンカイネンの帰郷;6’27 恋人;4’33 2’47 5’33

 

jimi-lee  |  愛知県  |  不明  |  2007年02月17日

熱気と情感に溢れた演奏である。金管は吼え打楽器が轟き、臆することなく歌い上げる熱いシベリウスである。しかし名コンビの指揮者・オケのこと、野暮ったさはない。リズム面で緩く感じる部分・曲もあるし、オケも技術的水準が高いとは言えない。しかし、この胸の奥に染み渡る名演奏の前では、ほんの些細な事と思える。交響曲も良いが、狂気と不気味さを持つ「悲しき円舞曲」、浪漫的で憂愁感溢れる「トゥオネラの白鳥」など小品も素晴しい。

 

温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  2005年07月25日

熱い！しかし，日焼けしていないシベリウス。曲が曲だけにバルビ特有の甘味料過多に陥らず，曲と指揮者の持ち味とがうまくバランスしていると思います。確かに弱点はあるものの，バルビの思いを共感を持って表現できるオケはハルレしかなかったのです。今後このような演奏が現れるとは思われず，貴重でもあります。謙虚に耳を傾けたいといつも思わされてしまう演奏です。

 

ばっきん  |  北海道函館市  |  不明  |  2004年11月20日

オーケストラはやや荒く、緻密さは求められませんが、音楽の流れ自体は実に丁寧に作られています。何よりもシベリウスの作品を世に広めた意義ははかりしれません。交響曲全集としてでは間違いなくベスト１でしょう。交響詩群も秀逸の出来です。

 

HIMAJIN  |  岡崎市  |  不明  |  2004年01月24日

演奏は確かに素晴らしいし、収録曲数も十分。でもこのＡＲＴリマスタリングの響きは、どうも好きになれません。全体的にやせすぎた音で、高音がきつくて潤いに欠けている。私のステレオセットが合わないだけかもしれませんが、以前に出ていた日本版の方が、ずっと厚い響きでした。 もう少し情感に訴える、豊かな音で再発してほしいものです。

 

WHITIE  |  新潟  |  不明  |  2003年08月29日

ともかくだまされたと思って３番を聴いてください。バルビローリの叙情味が好きな人なら必ず気にいります。私は３番はこの演奏以外で満足したことはありません。じっくりとボソボソと語りかけてくる音楽は，本当に心に染み入ります。以前は６番とのカップリングで出ていましたがそれが見当たらない今，３番を聴くためだけでも買う値打ちがあります。

 

taro  |  栃木県藤岡町  |  不明  |  2003年04月04日

時にはもう少し野太い感じも欲しい、と思うのだが、繊細さがバルビローリの持ち味なのかな。５番が特に気に入りました。

 

h.t.  |  四日市  |  不明  |  2002年06月07日

シベリウスファンならとっくに国内盤を揃えていると思いますが、万が一まだの方は迷わずにすぐ入手しましょう。ベルグルンドは最高。でも、バルビローリも素晴らしい。深く熱いシベリウス！