48の前奏曲とフーガ 神谷郁代(2CD)
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johannes | 東京都 | 不明 | 2022年01月29日
誠に失礼ながら、当初、このディスクを購入したのは、システムのウォームアップと音質チェックの為でした。 ツェルニーというと、やはり練習曲のイメージがあったのと、ハイレゾのワンポイント録音なので、ま、手頃なところかなあ、と。 けれど、実際に聴いてびっくり! 録音は、素直なワンポイントで予想通りでしたが、曲の内容は、え、なに、これ? 面白いじゃん! 一曲一曲、調はもちろんですが、内容そのものも変化に富んでいて、聴いていて全然飽きません。 ウォームアップで数曲聴くつもりが、一枚全曲聴いてしまいました。 この調子なら、ツェルニーの他の曲ももっと出てこないものでしょうか。カメラータさん、よろしくお願いいたします。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フルシチョフ | 東京都 | 不明 | 2013年09月02日
これは手放しで賞賛されるべきディスクではなかろうか。このHMVのサイトでもツェルニーに関するコメントは殆ど無いが、練習曲の先入観が影響していることは間違いない。私もそのわずかなコメントを書かれている方とほぼ同じ感想だ。これほど著名な作曲家の晩年の大作が、出版されていたにもかかわらず全く録音が無かったことが驚きであるし、その作品の完成度と芸術性の高さにもまた驚く。CDの帯にあるコメントに些かの誇張もなし。バッハのようでありながら、ロマン派の香りも漂う名品である。演奏も当然初めてということで、その苦労の痕跡も散見されるが、この曲の深い内容を伝えるに充分の出来栄えと思う。関係者の努力に敬意を表して満点以外選択の余地なし。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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