バレエ音楽『くるみ割り人形』全曲(+オッフェンバック:バレエ音楽『蝶々』全曲) ボニング&ナショナル・フィル、ロンドン響(2CD)
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古典派研究 | 東京都 | 不明 | 2015年05月10日
中学3年だった当時、ラジカセの普及と共にFM放送のクラシック番組を録音することが興味津々だった。曜日によってジャンル分けしていたクラシックの名曲番組、NHK-FM「朝の名曲」(毎週月曜〜金曜 AM8:00〜8:50)を録音していた。その時、たまたま一度だけ耳にしたのが、このオッフェンバックの「蝶々(パピオン)」全曲、余白にはドリーブの歌劇「王様のお言葉」から間奏曲を放送していたので、興奮のるつぼに落ちてしまった記憶を今でも覚えている。この時同時にリチャード・ボニングという指揮者も知ったのだが、この作品と共に生涯忘れられない指揮者のひとりにもなった。どうしても「蝶々」のレコードが欲しくて、町の電気店で手に入らないかもしれないが、注文してみたのだった。輸入盤だったため入手にかなりの時間がかかって諦めかけていた時、このレコードを手にしたのだった。レコードを傷つけまいとして大切に保管してオープンデッキで録音して聞いていたのだった。CDは既に3種類持っている。国内発売された1990年のCD、このチャイコフスキーとのカップリング、そしてDECCA SOUND BOXである。オリジナルLPジャケットのBOXは特に気に入っている。音楽は、その時代の出会い方、ジャケットの思い出、心に染み透る音楽芸術の醍醐味、が一体となって心に染み込んでくるものなのだ。オリジナル・ジャケットをもっと復元して欲しいと願うのは、コレクターの願いでもある。加えてボニング卿の様々な芸術もコレクションできる今日に感謝したい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レインボー | 不明 | 2009年04月02日
オッフェンバックの唯一のバレエ[蝶々]の全曲盤としては後にも先にもこの盤だけだ。録音から30年たっているが、音も悪くない上デッカ(多分ロンドンのほうの)の優秀過ぎる録音で細部まで堪能できる。音楽としてはオッフェンバックらしい快活な曲から叙情的でフランス的な曲まで様々あって特にワルツ(この曲で一番有名であろう)は隠れた佳作だと思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フランツ | 宮崎県 | 不明 | 2007年03月09日
「くるみ割り」全曲が好きで出るたびにほとんどのCDを買ってきてこの盤とロジェヴェン盤以外全部手放してしまった。まず、1幕の終わりの合唱がちゃんと「児童合唱」であること。これを女声合唱でやっている盤は、それだけで僕はダメと思います。そして演奏に妙な作為をしてないけど、盛り上がりや情感をきちんと表現していること。それでボニングとロジェヴェンだけ残りました。繰り返し聞いても飽きない、いい演奏です。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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