交響曲第5番 ハンス・ロスバウト&ケルン放送交響楽団(1951)
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月詠紀行 | 宮城県 | 不明 | 2013年05月06日
録音は、この時期のマーラー演奏の中では極めて良好。演奏の完成度も素晴らしく、マーラー演奏史を考える上でも不可欠のディスクと言えよう。まずオーケストラの技量に感心させられる。テンポが基本的に速めである上、かなり激しく動かされているにもかかわらず、余裕を持って演奏している。十分な練習がおこなわれ、曲に対する理解も深まった結果、自らの演奏に確信を持っているように思われる。ロスバウトの指揮は、スコアの細部まで明晰に表現する一方、ときにはポルタメントを多用するなど、現代的な面と古風な面を併せ持つ。そして、熱い。明晰ではあっても、冷徹ではない。とにかく、この年代にこれほど見事なマーラー演奏が存在していたことに、驚かざるを得ない。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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