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シューベルト(1797-1828)

CD 弦楽五重奏曲 アルカント四重奏団、オリヴィエ・マロン(日本語解説付)

弦楽五重奏曲 アルカント四重奏団、オリヴィエ・マロン(日本語解説付)

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  • ★★★☆☆ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年01月27日

    各パートの音がまんべんなくギッチリ耳に飛び込んでくるシューベルトの傑作。五重奏のはずなのにオーケストラのような音が出てくる。全体に早めのテンポで押してくる。音のダイナミックな構築では最右翼になるのではないか?   ただ、第二楽章のAdagioに少しなじめなかった。あの楽章の中に込められた(と私は思っている)、孤独や絶望、祈りみたいな想いが私にはあまり感じることができなかった。中間部は非常に激しいのだがその前後のAdagioがスーッと流された感じで私の中ではいまいち。愛聴しているロストロポーヴィチ&メロスSQによるDG盤との比較だが、時間だけでみるとアルカント盤が13:35なのに対し、メロス盤は16:07(私のプレイヤーでの表示)。あくまで個人的な感覚だがもっとゆっくり&じっくり奏でてほしいところ。私にとって第2楽章が一番好きな部分であるので評価を少し低めにした。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2012年08月24日

    曲の聴かせどころを心得た、非常にうまい演奏。だから皆さん高評価なのも当然でしょう。第2楽章主部のヴィブラートを抑えた細やかな演奏(やや速めのテンポ)など、メンバーがピリオド・スタイルにも通じていることが生きていると思う。一方、中間部は思いっきり熱っぽく盛り上げる。第3楽章の主部とトリオの鮮明なコントラスト、終楽章のボケとツッコミ(つまりノンシャラントな部分と熱い部分)の配合も実に巧み。ただ、バルトークやラヴェルではあまり見られなかったライヴのような熱気(スタジオ録音だけど)が今回は感じられたのはちょっと意外だった。シューベルトということで、3人いるドイツ人の地が出たのかな。結局のところ、見事な模範演奏、誰もが誉める最大公約数的な出来ばえだけど、この名作の新しい側面を見せてくれたかといえば、今回はそうとまでは言えない。同世代のクワルテットによるディスクでは、シャープな切れ味ではフォーグラーSQ、異常なほどのデリカシーではベルチャSQの方が上。

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  • ★★★★★ 

    羊飼い  |  東京都  |  不明  |  2012年08月12日

    シューベルトの弦楽五重奏は傑作などと書かれており、いろいろな演奏を 聴いてみたが、冗長で返し多いためか退屈な曲と言う印象しか残らず、 附に落ちない思いがありました。この演奏は細やかなニュアンスが表現されており、どんどんと引き込まれて行きます。一言では「古い名画の汚れを洗い流し、曲の本来の姿が立ち現れた」という印象です。この曲は交響曲のような面影もあるということも、新たな発見でした。 アルバンベルグの後、いろいろな四重奏団が出ました。たいへんアグレッシブであったり、テンポの独特の変化を作り出したり、苦闘のようなものも感じられました。この演奏はシューベルトらしさは残っており、アルバンベルグのような額縁に嵌ったというものとは違う、生き生きと躍動し開放的で、生命をもったという印象でした。 四重奏団の長い間の閉塞感から解放され感謝の気持です。

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  • ★★★★★ 

    so減七  |  埼玉県  |  不明  |  2012年06月18日

    タベアの無伴奏(レーガー)やヴュータン&クラークのソナタに惹かれてアルカントSQのドビュッシー&ラヴェルのSQに到達。ラサールもA・ベルクも顔色無からしめる超絶的名演に度肝を抜かれる。そのアルカントがシューベルトの、しかも五重奏を…。これが期待しないで居らりょうか。

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