『わが祖国』全曲 スメターチェク&チェコ・フィル
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カズニン | 東京都 | 不明 | 2012年08月22日
スッキリとした演奏で好感が持てます。音質も素晴らしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2012年08月18日
スメタナの交響詩「わが祖国」はチェコ音楽の一丁目一番地とも言える国民的作品。それだけに、チェコ・フィルにとっても名刺代わりの作品であり、累代の常任指揮者や錚々たる客演指揮者などがこぞって同曲を録音してきた。かつてのターリヒをはじめ、アンチェル、クーベリック、ノイマンなどの大指揮者の名演は燦然と輝いているし、小林研一郎などによる個性的な名演も記憶に新しいところだ。こうした個性的な名演の中で、いぶし銀とも言うべき渋い存在感を有している名演こそが、本盤におさめられたスメターチェクとのスタジオ録音であると言える。カラヤンと同年に誕生した指揮者ではあるが、実力の割には必ずしも華々しい経歴を有しているとは言えず、チェコ・フィルとの演奏もあまり遺しているとは言い難い。今や、知る人ぞ知る存在に甘んじているとさえ言えるが、本演奏は、そうした地味な存在であったスメターチェクの実力を窺い知ることが可能な稀代の名演奏であると言っても過言ではあるまい。本演奏も、スメターチェクの華麗とは言い難い経歴を表しているかのように、華麗さとは無縁の一聴すると地味な装いの演奏であると言える。テンポもどちらかと言うとやや早めであると言えるところであり、重々しさとは無縁とも言えるところだ。しかしながら、各フレーズに盛り込まれたニュアンスの豊かさ、内容の濃さ、そして彫の深さには尋常ならざるものがあり、表面上の美しさだけを描出した演奏にはいささかも陥っていない。そして、スメターチェクも、同曲の込められた愛国的な情熱に共感し、内燃する情熱を傾けようとはしているが、それを直截的に表現するのではなく、演奏全体の厳しい造型の中に封じ込めるようにつとめているとも言えるところであり、そうした一連の葛藤が、本演奏が、一聴すると地味な装いの中にも、細部に至るまで血の通った内容の豊かな演奏になり得ているとも言えるのかもしれない。加えて、本演奏で優れているのは、演奏全体に漂っている格調の高さ、堂々たる風格であると言える。同曲は、チェコの民族色溢れる名旋律の宝庫であるが、スメターチェクは、陳腐なロマンティシズムに陥ることなく、常に高踏的な美しさを保ちつつ、正に大人の風格を持ってニュアンス豊かに描き出していく。これぞ、まさしく巨匠の至芸と言うべきであり、累代の常任指揮者による同曲の名演と比較しても、いささかも遜色のない名演に仕上がっていると評しても過言ではあるまい。本演奏については、これだけの名演であるにもかかわらず、これまで高音質化の波から取り残されてきた。そのような中で、今般、かかる名演がBlu-spec-CD化がなされたということは、本演奏の価値を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。いずれにしても、スメターチェク&チェコ・フィルによる素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アッキ | 茨城県 | 不明 | 2010年01月02日
個人的にはシャールカなどアッチェランドなどで盛り立てず劇的な表現をしているノイマン&ライプツィヒゲヴァントハウスの方が好きですね。これはフォルテの音がこもるようなのがちょっと気になりました。悪い演奏ではありません。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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nobu〃w | 神奈川県 | 不明 | 2009年02月02日
聴くたびに発見のある素晴らしい演奏だ!きびきびとした進行とビシッとした佇まいが見事だが、ただ端然としているだけの演奏というのとはレベルが違う。その中に熱い情熱と豊富なニュアンスがぎっしり詰め込まれている。スメターチェクという指揮者相当な大物なのではないだろうか。「まあくん!」さんのレビューに同感で、この指揮者のベートーヴェンなどあったら本当聴いてみたい。かつて来日して日フィルと第九「合唱つき」をやったというが、録音に残ってないものだろうか?あったとしても出すのは難しい?4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ともりん | 京都市 | 不明 | 2008年10月14日
宇野氏が当盤を評価していると聞いて意外な気がしました。スメターチェクは一聴して見得きりまくり、こぶし入りまくりのド演歌調。下品な演奏で終わりかと思いきや、通して聴くとそうでもない。むしろ臆面のない熱い表現がオケと共鳴して熱烈な民族賛歌に仕上がっています。普通なら白けそうなアッチェランドの盛り上げ方も、とにもかくにも聞き手を納得させてしまう説得力があります。これがベストとは言い切れませんが、とりあえずみなさん聴いてそれぞれに判断してもらいたい名盤です。おすすめします。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まあくん! | テラにて | 不明 | 2008年04月07日
「わが祖国」の名盤というとなぜかクーベリックの名前がやたら多く出てくるが、ダントツのトップはこのスメターチェクだと思う。全体的にはっきりした音を多用し、細部まで神経を行き届かせており、全6曲を緊張感を持続して聴かせてくれる。 シャールカの終結の緊迫感、アッチェレランドの凄さを聴け!オケも完璧に追随している。この巨匠のディスクが少ないのは残念至極。新世界も名演だったのでドボ7があったら是非聴きたい。ベートーヴェン、ブラームスあたりも残っていないのでしょうか?発掘切望!!!4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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えんさん | 奈良県橿原市 | 不明 | 2006年12月08日
モルダウが特に素晴らしく、中学校の音楽鑑賞の公認曲としてみんなに聞かせたいくらいです。いろんなモルダウを聞いてきたが、これを越えるものはありませんでした。曲のテンポが良く、狩りとヨハネの急流とそれ以後の演奏は圧巻です。管楽器の力強く、上手い演奏は何回聴いても惚れ惚れします。我が祖国の誇りをうまく表現していると思います。全体的には上手くまとめていると思います。我が祖国初心者の方はモルダウを聞くだけでもこのCDを買う価値は絶対にあります。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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いすみのソナタこなた | 千葉県夷隅郡 | 不明 | 2004年08月05日
今まで聞き慣れた演奏がいかに洗練されたものかを気づかされてくれる演奏だ。好みは分かれよう。ただ、民族色を求めるなら、素晴らしい演奏だと思う。ビーチャムの演奏が最上と思っていたが、対極に位置するものと思う。スメタナ再考の糸口かな。他の方の意見も是非聞きたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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盤鬼 | 北九州 | 不明 | 2004年07月03日
「我が祖国」と云えばアンチェル盤を意識せざるを得ない。抑制のきいた渋い演奏で格調の高さは認めるが、血沸き肉踊る昂揚感からすれば今ひとつ食い足りない、この点が評価の分かれ目となるだろう。A盤から約20年、楽団構成員の変遷など指揮者だけの要因に止まらないものが在るような気がしてならない。録音は古いがA盤の素晴らしさを再認識。CDカットレベルは比較的低い。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KURO | 福岡 | 不明 | 2003年04月06日
これほど民族色豊かな演奏はおそらく今後も聴くことはできないであろう。クラシック名盤大全(管弦楽曲編)にて宇野氏も同曲中のベストCDと書いているとおり、確かに風格のある素晴らしい演奏だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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都電 | 東京 | 不明 | 2003年03月14日
日本での知名度は高くないが、本国では、チェコのカラヤンと称され、人気の高かった指揮者である。しかし、彼の本領はライブにおいて発揮されるため、残されたレコードで彼の真価を評価でき物はほとんど無く、かろうじて、この「わが祖国」に片鱗を残すのみである。演奏は、ターリヒ・アンチェル・ノイマンの伝統系列から一歩はみ出し、もう少し(実演ではもっともっと)土俗的である。これは、後半の民族的な荒々しさに真骨頂が発揮されたCDである。前半のおとなしさと録音レベルの低さが、惜しまれる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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