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CD 管弦楽名曲集 朝比奈 隆&大阪フィル(1974〜81年)

管弦楽名曲集 朝比奈 隆&大阪フィル(1974〜81年)

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    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2014年03月18日

    度胸?って何?「自信、個性に感動を禁じ得ません」もどこか変?「自信、個性によって生み出される演奏に…」とすれば、まだしものような気もするが。下手なレビューを読まされると、音楽までつまらなくなってしまうような気がする。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年01月02日

    凄い演奏だ。リャードフの八つのロシア民謡より「愁いの歌」を除くと、極めてポピュラーな名曲ばかりがおさめられているが、朝比奈は、ポピュラーな名曲であっても、楽曲にあわせて自らの芸風を変化させるようなことはしない。聴かせどころのツボを心得た演奏など薬にしたくもなく、それこそ、朝比奈が得意とするブルックナーやベートーヴェン、ブラームスなどの交響曲に接する場合と同様の悠揚迫らぬアプローチで演奏を行っていると言えるだろう。したがって、演奏のスケールは極大であり、音楽そのものの大きさがこれらのいわゆる小品にはそもそもハイスペックに過ぎるとさえ言えるだろう。したがって、聴き手によっては、違和感を感じるであろうし、鶏を割くのに牛刀を持ってとの諺にも例える者さえいるのではないかとも考えられるところだ。しかしながら、私としては、これら小品についても、いささかの手抜きをせずに、自らの芸風を如何なく披露して、正に真剣勝負で壮大な演奏を繰り広げた朝比奈に対して大きな拍手を送りたいと考える。いや、むしろ、軽妙浮薄な演奏があまた氾濫している嘆かわしい状況にある中で、朝比奈による重厚な演奏は非常に貴重な存在と言えるのではないだろうか。冒頭のチャイコフスキーの弦楽セレナードからして、その悠揚迫らぬゆったりとしたテンポ設定と、構えの大きい音楽に圧倒されてしまう。その演奏の随所から発散されるエネルギーの凄まじさにはただただ圧倒されるのみであり、とかく甘い旋律の美しさに耳を奪われがちな同曲の真の魅力を抉り出すことに成功した稀有の名演と高く評価したいと考える。R・コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」も、他の指揮者による演奏とは一味もふた味も異なると言える。管弦楽法の大家として知られるR・コルサコフの作品だけに、そうしたオーケストレーションの見事さに関心が行ってしまいがちな同曲であるが、朝比奈は、重厚かつ彫の深い表現で、同曲の知られざる魅力を描出するのに成功していると言えるだろう。随所に付加されたテンポの思い切った振幅も実に効果的だ。リャードフの八つのロシア民謡より「愁いの歌」は、私としてもはじめて聴く楽曲であり、他の演奏との比較はできないが、それでも本演奏は、朝比奈だけに可能な深沈たる奥行きを感じさせる重厚な名演と言えるのではないか。ウェーバーの「オイリアンテ」序曲も素晴らしい名演であるが、更に凄いのは、ヨハン・シュトラウス2世の3曲。とりわけ、皇帝円舞曲の雄渾なスケールによる演奏は、もはやワルツというジャンルを超えた一大交響曲にも比肩し得るだけの崇高さを湛えているとさえ言えるところであり、朝比奈の偉大さをあらためて認識させられたところだ。いずれにしても、本盤の各演奏は、朝比奈のスケール雄大な、そして彫の深い芸術を存分に味わうことができる圧倒的な名演と高く評価したいと考える。音質は、1970年代半ばから1980年代前半にかけてのライヴ録音であるが、モノラル録音であるウェーバーの「オイリアンテ」序曲を除けば十分に良好な音質と言えるところであり、朝比奈の偉大な芸術を良好な音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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