マーラー:交響曲第5番 ゲルト・アルブレヒト&読売日本交響楽団
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司那夫金 | 所在地 | 不明 | 2013年06月04日
アルブレヒトの作り出す音楽と言うのは、ゲイジュツではなく、エンターテインメント性も薄く、ただただ「豊かな時間の流れを体験した」という、ある種高級な余韻が残る。もしコレが、思いいれの強い曲をこういったスタイルで演奏されたら、自分としては反発を覚えただろう。しかしマーラーの5番は、私にとって「何が言いたいのか?サッパリ意味不明な曲」である為、「毒気を全く感じないこんな調和したマーラーも、また新鮮でいいわい!」という気分になれる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 2013年04月20日
丁寧なマーラーというべきか。デモーニッシュな切迫感のようなものは希薄で、大変明晰である。一応満足できる水準だし、オケも及第点。しかし、日本のオケなりの限界も聞こえる。とにく、アダージェットで弦の高音部が細くなり、数人で弾いているようにしか聞こえない。金管にも今ひとつの輝かしさが欲しい。数あるこの曲の名盤に伍して自己を主張できるほどではないが、良好な録音と相まって、細部も良く聞こえ、そう不満はないといったところか。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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