シュトラウス、ヨハン2世(1825-1899)

CD Edition Vol 23: Walter / Czecho-slovak State Po.

Edition Vol 23: Walter / Czecho-slovak State Po.

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2013年08月23日

    マルコポーロが発売したヨハン・シュトラウスエディションシリーズは、ヨハン2世の全管弦楽曲を収録するという前代未聞の企画で、この作曲家を再発見するにあたって貴重な資料といえます。 ドイツ騎士修道会長記念祭行進曲で始まる本盤は、アルフレッド・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、このコンビの演奏ではわりと良い演奏が多いです。 録音もまぁ問題ないでしょう。

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2011年05月21日

    「あの独裁者ライナーに、シュトラウス・ファミリーに始まるウィンナ・ワルツが合うものか」。大方はそう思われるかも知れない。筆者もそうだった。しかし、一聴すればその魅力の虜に!ウィンナ・ワルツの演奏といえば、ウィーン・フィルに代表されるように、アンサンブルの僅かなズレを逆手に取って、あたかも踊り子のフリルのような柔らかさを醸す演奏が一般的だ。ライナーの演奏は、そうした女性的なものとは実に対照的だ。ものがウィンナ・ワルツだろうが何だろうが、一糸乱れぬ合奏と几帳面な三拍子で、引き締まったサウンドを聴かせてくれる。あたかも、可憐な踊り子をエスコートする健康的な体躯の男性を想起させるのだ。フリルの華やかさはないが、スタイリッシュなタキシードの格好よさはピカ一で、逞しいだけではなく上品な色香がある。特に《薔薇の騎士》は、若い頃ドレスデン国立歌劇場の指揮者を務め、リヒャルト・シュトラウスと交流があり、また彼の作品を何度となく演奏してきたライナーの面目躍如たるものだ。やや冗長な嫌いもあるケンペ編曲版よりもタイトな編曲であり、絢爛なサウンドも相俟って、これ以上ない出来になっている。《舞踏への勧誘》のチェロ独奏は、クレジットこそないがヤーノシュ・シュタルケルとみて間違いないであろう。これら名演を、さすがXRCDともいうべき驚愕の音質で聴けるのが何より嬉しい。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年01月08日

    かの有名歌手であるシュヴァルツコップが「無人島に持っていく1枚」と称賛したとの曰くつきのCDであるが、確かに素晴らしい名演だ。XRCD&SHM−CD化によって、後述のように、この演奏の凄さが際立った感もあり、録音も含めて高く評価したい名演と言える。まず、何よりも凄いのは、アンサンブルの超絶的な正確さだ。シカゴ交響楽団と言えば、今でこそショルティ時代の鉄壁のアンサンブルとパワフルで輝かしい音色が、どうしても脳裏をよぎってしまうが、本盤を聴くと、そのルーツは、ライナー時代に遡ることがよくわかる。金管楽器も木管楽器も実に巧いし、しかもそのどれかが目立つということはなく、見事に揃っている。パワーも凄まじいものがある。そして、弦楽器も鉄壁のアンサンブルを見せ、全体として、あたかも眼前に巨大な建造物が構築されているかのような印象を受ける。では、このような硬質とも言える演奏は、ウィンナ・ワルツと水と油ではないかと言う考え方もあるが、よく聴くと、必ずしもそうではないのだ。それは、ライナーの指揮が、歌うべきところは実に優雅に歌うなど、実にコクのある演奏を繰り広げているからだ。もっとも、これは、従来CDでは聴き取れなかった音質とも言える。その意味では、今般のXRCD&SHM−CD化によって、はじめてこの名演の真価が明らかにされたと言えるだろう。推測の域を出ないが、舞踏への勧誘のチェロはシュタルケルであろうか。この曲でのチェロは特に絶品の美しさだ。

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