『巡礼の年』第1年『スイス』、2つの伝説、呪い シュニーダー、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団員(2CD限定盤)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年07月12日
”マレディクシオン”を初めて聴いた リスト二十歳前後の作品と言われるが 改作を続けるが決定稿に至らなかったと音楽辞典にはある シュニーダーは弦楽アンサンブル版を採っている ”呪い”と訳されるがおどろおどろしさなど皆無の清涼感溢れる抒情曲だ 若き日の憧れに揺れ動く魂に触れたようでこそばゆい ”巡礼の年”第1年”スイス”は聴きものだ スイス人なのだなあと思う 美しく謳うが情に溺れない 耽溺したり嘆息したりしない 醒めている アンセルメもそうだったが 理智的なのだ 怜悧な透視力が働いている この合理性の間尺が他国人には冷たいと映るかもしれない べたつかず纏わりつかぬ肌にさらりと触れてするっと去る涼しさこそスイス人気質の最大の美質なのだ だから音楽が重くならない 時間の経過を忘れるほど軽い わたしはこうした人や音楽が好きだ 最後に大好きな聖フランチェスコの”伝説”が聴けて嬉しかった あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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