交響曲第9番『新世界より』、スラヴ舞曲集より バーンスタイン&イスラエル・フィル
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せごびあ | 愛知県 | 不明 | 2018年02月24日
ひどく評判が悪いのですね。言いたい悪口はわかる気もしましたが、何を良いと思うかは人それぞれで私はこういった演奏も全くありと感じました。1楽章は特に問題もなくマエストロらしいうたい口ですし、音も騒々しくなくイスラエルフィルの弦のやわらかさもしっかり出ています。2楽章の長さにはビックリですが、よく歌われていて歌についてゆくのは確かに大変なのですがそれをしっかり味わう姿勢で臨めば心に染み渡るようなものになりますし、日ごろの喧騒を忘れることも出来ます。逆に3楽章の速さにもビックリですが聞き進めればなんら問題なく馴染めます。4楽章はレガートに進み響きの良い音楽の大きさを感じ、聴き終えたときの充足感が得られました。確かに現代の指揮者ではありえない演奏ですし、バーンスタインが一世代二世代前の音楽家であることもわかります。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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再太(リフトル) | 東京都 | 不明 | 2015年09月22日
1962年のニューヨーク・フィルとの演奏とは雲泥の差。長すぎます(新世界演奏史上最長の50分超え)。どういう状況でこういう演奏になったのか不可思議。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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monty | 神奈川県 | 不明 | 2013年10月30日
あまり評判のよくない演奏だが緩急、動と静のコントラストを強く打ち出し作品の宿す(表面上の口当たりの良さに隠された)影が色濃く映し出された稀有な内容。なおUCCG-50012の裏ジャケットは交響曲(1986年ライヴ)とスラヴ舞曲(1988年ライヴ)の収録年次が逆に印刷されている。ライナーノーツは正しいので問題ないがたまに下記「つよしくん」のように裏ジャケット表記を鵜呑みにしている連中がいるのは微笑ましい。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レインボー | 不明 | 不明 | 2013年05月24日
旧盤から24年後に録音された本盤は全体的にテンポが遅く、特に第2楽章は4分も遅くなっており、その他も20秒〜1分ほど、遅い。 バーンスタインの新世界は旧盤(SONY)のスタイリッシュで生気溌剌とした演奏が好きだけど、第3楽章だけはちょっとせかせかした所があってピンと来なかったが、この新盤は少し遅いのでまだせわしない感じはあるのだけれど、ここは良い。 ただし、全体で見れば古いほうが良いと思うし、バーンスタインで(新世界を)聴きたいとうのら旧盤をおすすめ。 私が、所有しているのはSHM-CD仕様のCDで、要は最近多い高品質CDなのだが、イマイチどう違うのか、良くわからなかった。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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なかじぃ | 大阪府 | 不明 | 2011年07月27日
やっぱりこの演奏、生理的に受け付けませんわ。自分の価値観と違うものを受け入れる度量の広さとかそういう問題じゃないんですけど(笑) バーンスタインは好きな指揮者の一人ですが、この演奏は変に感情込め過ぎたのがマイナスに出てしまった点で失敗だと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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影の王子 | 大阪府 | 不明 | 2011年07月04日
バーンスタインは作曲家として楽曲を再構成する。晩年になって遅いテンポをとった指揮者は多い。ベーム、ジュリーニ、チェリビダッケ等。よく「ニューヨーク・フィル時代のバーンスタインは…」とか「晩年のバーンスタインは…」といった「括り」を見受ける。バーンスタインはどの作曲家の作品も自分の流儀で押し通すといったことはしない。晩年のCDでもモーツァルトやシューベルトは古典的造形を遵守している。さて、この「新世界」「悲愴」「シベリウス第2」は遅いテンポの演奏として悪評を買っている。「遅いテンポ=弛緩した演奏」という「色眼鏡」で聴いている者が多いのに愕然とする。バーンスタインは「確信犯的に」やっているのだ。その意図も探ろうととせず、あまつさえバーンスタインを貶めて優越感に浸っている者もいる。実を言うと、このCD、あまりの悪評のため聴いていなかった。最大の問題である第2楽章、これまでの演奏にはなかった別風景が見えた。「新世界」のCDは沢山あるし、こうした「異端」「異形」のもあっていいと思うし、自分の価値観と相違するものを受け入れる「度量」こそが「教養」ではなかろうか?さすがに「ベスト100」とかのシリーズに入れるならカラヤンかアバドにすべきだが。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月06日
バーンスタインの芸風は、1980年代に入ってから大きく変化したように思われる。テンポが著しく遅くなるとともに、表現は雄弁できわめて大仰なものとなったからである。こうした変化は、バーンスタインの健康の衰えによるものなのか、それとも晩年になって感情移入の度合いが高くなってきたためなのか定かではないが、いずれにしても、その変化の大きさは、常識をはるかに超えているとさえ言えるだろう。バーンスタインには、熱烈な愛好者も多く存在しており、そのような者からすれば、かかる演奏を持って、晩年になって新境地を開いたとか、スケールが雄大になったとか、あるいは真の巨匠になったなどと評価するのであろう。しかしながら、一般の愛好者の中には、とてもついていけないと感じる者も相当数いるのではないだろうか。かく言う私もその一人である。マーラーや、精神分裂気質がマーラーと似通っているシューマンの楽曲の演奏については、私は高く評価している。それどころか、特にマーラーについては、バーンスタインこそは史上最高のマーラー指揮者として高く評価しているところだ。しかしながら、その他の作曲家による大半の楽曲の演奏については、雄弁であるが内容は空虚。スケールはやたら大きいが、いわゆるウドの大木の誹りは免れないのではないかと考えている。本盤におさめられたドヴォルザークの第9も、そのようなバーンスタインの欠点が露骨にあらわれた凡演と言えるだろう。バーンスタインは、最晩年になって、あらゆる楽曲がマーラー作曲の楽曲のように感じるようになったのであろうか。粘ったような進行や表情過多とも言える大仰さはほとんど場違いな印象を与えるところであり、とりわけ第2楽章のあまりにも前に進んで行かない音楽にはほとほと辟易とさせられた。バーンスタインは、1962年にニューヨーク・フィルと同曲を録音しているが、そちらの方がよほど優れた演奏であり、いかにもヤンキー気質の力づくの箇所もないわけではなく名演と評価するには躊躇するが、若武者ならではの爽快な演奏であると言える。本盤での救いは、併録のスラヴ舞曲集であろう。これとて、大仰さが気にならないわけではないが、交響曲よりはよほどまともな演奏と言える。いずれにしても、本盤の評価としては、スラヴ舞曲集がややまともな演奏であることを踏まえ、交響曲の演奏の評価は★1つではあるが、★2つの評価とさせていただくこととする。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kuniko89 | 愛知県 | 不明 | 2011年06月05日
ユニバーサルは、何故この盤をベスト100と言うスタンダードシリーズに選んだのか、その見識に疑問を感じる。如何を聴いても「新世界より」の魅力を堪能できる演奏ではない。これはクラシックのすれっからしのファンか、バーンスタインファン向けのCDである。そもそも演奏内容が、第1楽章から第3楽章は重厚で遅いのに、第4楽章の冒頭から急に軽やかで響きも薄めになる。まことにアンバランスな形になっていて、首尾一貫性に欠けている。万人に薦められない。唯一、わくわくさせられたのはスラヴ舞曲の第8番。 CD会社のベスト物に対する安易な選曲に駄目だしである。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年05月16日
バーンスタインの芸風は、1980年代に入ってから大きく変化したように思われる。テンポが著しく遅くなるとともに、表現は雄弁できわめて大仰なものとなったからである。こうした変化は、バーンスタインの健康の衰えによるものなのか、それとも晩年になって感情移入の度合いが高くなってきたためなのか定かではないが、いずれにしても、その変化の大きさは、常識をはるかに超えているとさえ言えるだろう。バーンスタインには、熱烈な愛好者も多く存在しており、そのような者からすれば、かかる演奏を持って、晩年になって新境地を開いたとか、スケールが雄大になったとか、あるいは真の巨匠になったなどと評価するのであろう。しかしながら、一般の愛好者の中には、とてもついていけないと感じる者も相当数いるのではないだろうか。かく言う私もその一人である。マーラーや、精神分裂気質がマーラーと似通っているシューマンの楽曲の演奏については、私は高く評価している。それどころか、特にマーラーについては、バーンスタインこそは史上最高のマーラー指揮者として高く評価しているところだ。しかしながら、その他の作曲家による大半の楽曲の演奏については、雄弁であるが内容は空虚。スケールはやたら大きいが、いわゆるウドの大木の誹りは免れないのではないかと考えている。本盤におさめられたドヴォルザークの第9も、そのようなバーンスタインの欠点が露骨にあらわれた凡演と言えるだろう。バーンスタインは、最晩年になって、あらゆる楽曲がマーラー作曲の楽曲のように感じるようになったのであろうか。粘ったような進行や表情過多とも言える大仰さはほとんど場違いな印象を与えるところであり、とりわけ第2楽章のあまりにも前に進んで行かない音楽にはほとほと辟易とさせられた。バーンスタインは、1962年にニューヨーク・フィルと同曲を録音しているが、そちらの方がよほど優れた演奏であり、いかにもヤンキー気質の力づくの箇所もないわけではなく名演と評価するには躊躇するが、若武者ならではの爽快な演奏であると言える。本盤での救いは、併録のスラヴ舞曲集であろう。これとて、大仰さが気にならないわけではないが、交響曲よりはよほどまともな演奏と言える。録音は交響曲が1988年、スラヴ舞曲集が1986年のライブ録音であり、従来盤でも十分に満足し得る高音質であったが、今般のSHM−CD化によって、若干鮮明さを増すとともに音場が広がったものと考える。このSHM−CD化による若干の高音質化とスラヴ舞曲集がややまともな演奏であることを踏まえ、交響曲の演奏の評価は★1つではあるが、★2つの評価とさせていただくこととする。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2009年07月19日
私が母親に連れられて近所のお宅で立派なステレオ装置で聴いたレコードがバーンスタインの1962年収録のNYP協演の「新世界」で曲自体もそうなのですがその颯爽たる演奏にある種の格好良さを感じ取ったものでした。それがあるものですから・・・・さて、この1986年IPOとの「新世界」はゆっくり・じっくり望郷の念でかみしめるように取り組んだ演奏で第1楽章クライマックス弦を長めに菅は短めに間にティンパニーを躍らせ少し高音が勝ちすぎ?、問題?の第2楽章の時間の長さは私には少しオーバーな感じ・・・最終楽章の最後ずぅっーと引き摺って印象的な括りではあります。先ず好き嫌いの分れる演奏かと思います。繰り返して聴くと白けてくる懸念も私自身にはあります。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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顕 | 岐阜県 | 不明 | 2007年05月24日
多くの方がこの盤の2楽章の演奏時間の長さにに惹かれて購入を決断されたと思います。私もその一人。悪くない。しかし良くもない。晩年のバーンスタインのスローテンポはシベリウスの2番ではうまくいっていると思うが、この新世界と「悲愴交響曲」ではうまくいっていないと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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クラシックなおじさん | 埼玉県 | 不明 | 2006年05月13日
これは素晴らしい「新世界」だ!! 一番とは言わない、しかし良い演奏は何種類あっても良いと思う。特に聴き所は第二楽章、非常にゆっくりしたテンポでじっくり聴かせてくれる。それでいて演奏がだれる事なく最後まで飽きずに聴く事が出来た。この楽章に18分22秒もかけている。曲全体で50分を超えている普通ではない。(良い意味で) スラブ舞曲はライブで会場の熱気が伝わってきて大変良い演奏です。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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