ピアノ作品集 クリダ(14CD)
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ぬぬぬ | 不明 | 不明 | 2011年01月25日
レコード時代に聴いてわかっていたとはいえ、技巧は下手ではないものの、正直リストのスペシャリストとしてはキツいものがある。半音階的大ギャロップなどシフラと聴き比べると性能が一枚半くらい下、ハワードと比べてもやや下回るかも知れない。ただ、出来る範囲で誠実に全力投球しているので、ハンガリー狂詩曲など余裕はないけれど刺激的なものは感じられる。逆にもうちょっと簡単な曲がおっとりし過ぎているきらいもあるが。また、よく聴くと細かいミスは散見されるが、これは逆に録音時にみだりに切りつなぎをしていないことを意味するかも知れない。装丁は蓋が完全に分離する紙箱で厚紙封筒入り薄い解説書付きという仕様である。録音はひずみ方は標準と思うが、モノによってはテープのヒスノイズも目立ち、悪いとは言えないが年代程ではないかもしれない。期待し過ぎたため食い足りない所も多々あったとは言え、初出は一枚当たり2000円が数枚ずつボックスとなって全24枚、再発は一部が1500円廉価レコードで出たことを考えると、この内容でこの値段とは一体何だってことになるかも。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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