交響曲第4番『不滅』、第5番 C.デイヴィス&ロンドン交響楽団
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ロマン派 | 新潟県 | 不明 | 2011年11月05日
これはこれでありだがちょっと早すぎるように感じた。なにかにせかされている感じで微妙に落ち着かない。特に4番。5番は中々良かったと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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錦糸公園 | 東京都 | 不明 | 2011年03月14日
一聴、ハイスピードに驚愕させられるが、これがまたlsoの余裕のある弾きぶりがこの曲の真価に新しい光を与えている。最近でこそベートーベンやブラームスの全集が評価が高いけれども、デイビスはかつて春の祭典の名演もあり、実は現代の作曲家への造詣が深く、複雑なリズムや音の処理も難なくこなしてしまう、もの凄い人なのではないかとの思いをますます強くさせられる。この演奏、御年80歳の指揮ぶりとは思えない快演。たまたま長年使っていたCDプレーヤーが駄目になりSACD対応の機種に変えて聞いて、更に感動が深くなりました。カラヤンが演奏するとなんでもカラヤンの音になってしまうけれども、やはり、デイビスの良さは作曲家に忠実で、総譜に語らしめるところですね。全集が完成することを期待します。80歳を過ぎてチャレンジする意味がひしひしと伝わってきます。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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なんちゃって楽団理事長 | 岡山県 | 不明 | 2011年02月08日
4番を一聴して、ディヴィスはカラヤン盤を参考にしているな、と感じました。特に後半(第3・4楽章)に似たフレーズが聞かれます。他のレビューにも書いてありましたが、とにかくテンポが速いです。私もこの曲はいろいろなCD聴きましたが、恐らく一番最速です。ただ聴かせるところはテンポを落したりしてます。ティンパニーの最強打音が凄いです(有名なブロムシュテット&サンフランシスコ響より)。悪い演奏ではありませんが、好き嫌いが分かれる演奏にも思いました。5番も似た感想ですが、フィナーレの濃い演奏は心打たれました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年12月30日
素晴らしい名演だ。デイヴィスは、シベリウスの交響曲全集を3度も完成させているのに、ニールセンの交響曲の録音はこれまでして来なかった。その意味では、満を持しての挑戦ということになるのであろうが、長年の渇きを癒すのに十分過ぎるくらいの超名演に仕上がっていると言える。第4番は、もの凄い快速のテンポだ。同曲には、カラヤンによる早めのテンポによる名演があるが、あのカラヤンでさえ全曲に約37分を要しているのだから、この演奏の約31分というのが尋常ならざる早さということがわかろうというものである。おそらくは、史上最速の第4番ということになるのではないか。とても、老匠の指揮とは思えないような生命力に満ち溢れており、この交響曲の副題でもある「不滅」の名に恥じることのない演奏ということができる。それでいて、第3部の美しさも出色のものがあり、必ずしも勢いに任せた一本調子の演奏には陥っていない。第5番は、まちがいなく、同曲演奏史上最高の名演と言える。私は、このニールセンの最高傑作をはじめて聴いたのは、今からちょうど20年前になるが、20年目にして、漸く理想の名演に辿り着いたことに深い感慨を覚える。テンポは、第4番とは一転して、ゆったりとした堂々たるものだ。それでいて、同じく超スローテンポのクーベリックの演奏のようなおどろおどろしさはいささかもなく、常に、こうしたゆったりめのテンポ設定に必然性が感じられるのが良い。冒頭の高弦によるトレモロからして、他の演奏には感じられないような内容の濃さを感じさせる。その後の緩急自在のテンポ設定、打楽器の巧みな鳴らし方、ダイナミックレンジの効果的な活用など、どれをとっても、これ以上は求め得ないような至高・至純のレベルに仕上がっており、第5番が、ニールセンの最高傑作であることを聴き手に伝えるのに十分な超名演に仕上がっていると言える。録音も素晴らしい。マルチチャンネル付きのSACDは、ニールセンの打楽器や金管楽器、木管楽器を巧みに駆使したオーケストレーションの再現には最適であり、各楽器の位置関係が明瞭にわかるような鮮明な解像度には、大変驚かされた。正に、演奏、録音ともに超優秀な至高の名CDと高く評価したい。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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