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チャイコフスキー(1840-1893)

SHM-CD 交響曲第5番 小澤征爾&ボストン交響楽団

交響曲第5番 小澤征爾&ボストン交響楽団

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    rela-cla88  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月24日

    小澤 / ボストン のチャイコフスキー5番。私にとっては、言葉にならない程に素晴らしい演奏。心のあるがままに、想いの全てをぶつけたような熱意が伝わってきます。この時期の小澤 / BSO の録音は、本当に素晴らしい演奏ばかりだと思います。マーラー1番、レスピーギ、ブラームス1番、そしてこのチャイコフスキー。小澤の美感とほとばしる情熱が、真っ直ぐ伝わってきます。本盤の演奏での聴きどころは多々ありますが、私は特に2楽章の序奏、弦楽のコラール風な響きが美しい。少しずつ何かが始まるような雰囲気、この生命力ある厳かな響きに、いつも心が震えてしまいます。この何秒かの空気感は、他の演奏で感じることが未だかつて無いですね。その後に続くカヴァロフスキのホルンの美しさは格別の名人芸。また4楽章コーダ前の全休符の「間」、これが何とも絶妙で、小澤のリズム感の良さが如実に現れています。この「間」が、爽やかで活き活きとした躍動感を生み出し、最高の高揚感をもって全曲を締めくくります。後年、ベルリンフィルとの頗る完成度の高い素晴らしい録音がありますが、天下のベルリンフィルの完璧な演奏をしても「何かが足りていない」と思えてしまうほど、この 小澤 / ボストン の演奏は素晴らしい。是非とも若い人たちに聴いてほしい演奏です。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年02月12日

    若き日の小澤による爽快な名演だ。小澤は、フランス系の音楽を十八番とするとともに、ロシア音楽を得意としている。特に、チャイコフスキーには特別な愛着を抱いているようで、昨年の手術後の復帰の際の、サイトウキネンオケとのコンサートの演目に、弦楽セレナードを選んだほどだ。チャイコフスキーの第5については、後年にベルリン・フィルと再録音しており、当該盤は、ベルリン・フィルの卓抜した力量もあって、素晴らしい名演であった。したがって、小澤のチャイコフスキーの第5と言えば、後年のベルリン・フィル盤の方をより上位に置くべきであるが、本盤には、後年のベルリン・フィル盤とは違った魅力があると言える。それは、生命力に満ち溢れた圧倒的な力強さであり、特に、第1楽章や終楽章等におけるトゥッティに向けた、アッチェレランドなどを駆使した畳み掛けるような気迫においては、新盤を大きく凌駕していると言える。また、チャイコフスキーだからと言って、重々しくなり過ぎるということはいささかもなく、洗練された優美さが全体を支配しており、その音楽の流れのよどみのなさは爽快とも言えるほどだ。もちろん、洗練されている、爽快であると言っても、軽妙浮薄などと言った愚に陥ることはなく、どこをとってもコクのある濃密な音楽が紡ぎだされている点も高く評価したい。総じて、いい意味での剛柔バランスのとれた名演と言えるのかもしれない。ボストン交響楽団も、小澤の気迫溢れる統率の下、最高のパフォーマンスを示していると言えるが、特に、第2楽章の首席ホルン奏者であるカヴァロフスキのホルンソロは極上の美しさだ。SHM−CD化によって、音質は鮮明になるとともに、音場は明らかに広くなっており、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。

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    恐怖のタヌキ男  |  不明  |  不明  |  2010年12月31日

    小澤征爾のチャイコフスキーはアメリカ、ヨーロッパ、日本で名録音を繰り広げており、このボストンとの5番はこの曲でのヨーロピアンな仕上がりであり、小澤はドイツ的な雰囲気を昨今強めていますが、70年代はヨーロッパの、ラテン系のサウンドを満喫させてくれるものであったことを確認しました。SHM-CDの音質も良好であり、小澤はチャイコフスキーの4,6番をサイトウ・キネンと録音しているものの、5番も新解釈を見せて欲しいと思いました。

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