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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1937)

交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1937)

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  • ★★★☆☆ 

    和愚練庵  |  東京都  |  不明  |  2011年01月05日

    調べてみたら、コントラルトのピッツィンガーは、同レーベルのラミン「マタイ」1952年全曲盤に参加しており、テナーのルートヴィヒはリリックとして有名だったのか、プライザーからアルバムが出てました。ご参考まで フルヴェンもこの時代の録音となると、歴史的な背景を想像しないで聞くのは難しくなってきますね。 この演奏が収録された3週間後にはあのチェンバレンが首相に就任し、翌年の宥和政策によってズデーテンラント割譲を容認して、ヒトラーにポーランド侵攻を決意させたわけで、前々年からのRINGツィクルスや、手兵を率いての第九公演など、ナチスドイツの文化政策の一環だったと思わずにいられません。 42年盤と遜色ない音質から考えると、帝国放送局の録音スタッフが随行し、現地からドイツに向けて中継放送し、ドイツ国民の志気を大いに高らしめていたんじゃないだろうか・・・そんなことを考えながら聴いてました。 政治音痴な大音楽家が、ゲッペルスの「文化交流」という美名の下に関わらざるを得なかった歴史の1ページを切り抜いたような録音・・・そんな想いで聴くと、その後両国が辿った運命の悲劇と、のどかな第三楽章の調べに、人間の業の深さに思いを致さずにはいられません。

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  • ★★★★☆ 

    えりっく・ぷらんくとん  |  静岡県  |  不明  |  2010年03月22日

    フルトヴェングラーの若かりし日の名演です。わたしはVPOの52年の通称「ニコライの第九」を最も好みますが、この若々しい推進力に満ちた演奏もすばらしいと思います。ヒスノイズは割合大きいものの聴きやすい音質だと思います。そこまでで合格点・・・といいたいところですが・・・残念ながら、1楽章3分くらいで一小節ほどの欠落があります。メロディーを覚えていると、え?と不意をつかれます。これがなければ、時期を考えれば満点のCDで、お勧め品です。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2010年01月30日

    以前同レーベルから出ていたのを買い損なっていたので今回の再発はうれしい。「フルヴェンの第九は1951のバイロイトだけでええ」という意見が多いようだが、この37年は若々しさ?すら感じられるような気がする。ラストもかなり強引に引っ張った感じだがこれもまた良い。42年3月BPOか、53年5月VPOのが一番いいのではないかと、個人的には思うが、すべて持っていて聴き比べるのもいいのではないか?小生もあと51年のバイロイト直後のVPOとの1枚だけ持ってない(そのうち入手したらまた書きます)が、年を追って解釈が少しづつ変ってゆくのは聴いていても面白い。

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