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ブラームス(1833-1897)

CD ブラームス: 交響曲第4番、シューベルト: 交響曲第8番『未完成』 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1948)(平林直哉復刻)

ブラームス: 交響曲第4番、シューベルト: 交響曲第8番『未完成』 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1948)(平林直哉復刻)

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    Theta  |  AUSTRALIA  |  不明  |  2010年05月16日

    「未完成」は貴重な音源なのでありがたい復刻でした。決していい音ではありませんが演奏の凄みはよく伝わってきます。ブラームスはもともと購入目的ではなかったので、出来映えに特にこだわるつもりはなかったのですが…正直言ってちっとも良いとは思えない復刻です。妙にかさついて温かみも膨らみもない音、前後左右がつぶれたような、伸びも広がりもない響き。確かにもともといい録音ではありませんが、この演奏はこんな貧しい音ではありませんよ。これがFALPの音なんですか?こう言っては何ですが、某ブログ経由で「無料」ダウンロードできるAB8033のLP起こしの方が数段いい音がしますよ。MP3に負けてしまうようではFALPも何もないし、そもそも値段をつけて販売するに値するプロの仕事と言えるんですか?3楽章冒頭のフライングがどうとか言う前に、音そのものがしっかり響くように復刻しなければ、この演奏の素晴らしさを伝えることにはならないでしょう。本末転倒ではないですか?小生は楽章の出が揃わないのが聞きたくてフルトヴェングラーを聞いているのではありません。平林氏の意欲的な取り組みやこだわりには敬意を表しますが、こういう安直な仕事には全く感心できません。

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    ドンナー  |  神奈川県  |  不明  |  2010年04月18日

    ブラームスは、すでにグランドスラムより独盤を使った復刻盤が出ているので、シューベルトを目当てに購入。アウディーテや独協会のCDよりも音が良いと思うが、このシリーズの復刻の中では良くない方だ。ブラームスは、3楽章のフライングを収録のため、仏盤からの再復刻とは平林氏らしい。今回の復刻の方が精密な感じがするが、前回の独盤を使った復刻の方が、エネルギーが充溢し、フルトヴェングラーらしい尋常ならざる気迫を体現しており、個人的には好きだ。なお、一瞬のフライングは、独エレクトローラのブラームスのボックスCDでも確か聴けたと思う。今回のジャケット写真は、フルトヴェングラーの独特な指揮スタイルを伝えるようで、これも魅力。初めて見る写真だ。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年03月14日

    フルトヴェングラーの途方もない至芸を味わうことができる超名演である。いずれも既にCDで発売されている音源であることから、録音も含めてコメントしたい。先ず未完成であるが、これは録音がいかにも劣悪。グランドスラムにしてもこれ以上は難しいということなのだろう。未完成特有の繊細な弦楽の動きが非常に聴き取りにくいのが残念だ。しかしながら、そうした劣悪な音質から浮かび上がってくるフルトヴェングラーの演奏の何という素晴らしさ。ベートーヴェンなどでは顕著な激情的なアプローチはここではなりをひそめ、深沈としたインテンポで一環させているのも大正解。それは、フルトヴェングラーが未完成の本質を深く理解していることの証左と言えるだろう。第2楽章の最強奏はややきつめの印象を与えるが、これは録音状態によるのかもしれない。そして、本盤の白眉はブラームスの第4。何よりも録音の鮮明さにびっくりした。かつてCD化されたばかりの初期のEMI国内盤で聴いた時は、音の揺らぎもみられるなど聴くに堪えない音質であったと記憶するが、本盤のは、実に芯の通った力強い重厚な音質である。仏HMV盤の優秀さをあらためて認識した次第だ。本盤の売りである第3楽章のフライングなども見事に捉えられており、第2楽章の長い序奏の後の盛り上がりでの低弦によるピチカートなども完璧に再現されている。演奏は、未完成と異なり、いかにもフルトヴェングラーらしいうねるような演奏であるが、これだけのアッチェレランドの駆使、緩急自在のテンポや強弱の激変を施しているにもかかわらず、全体の造型にいささかの弛緩も感じさせないのは、殆ど驚異でもある。特に終楽章は、パッサカリア形式により表情がめまぐるしく変化する楽章であるが、そうした変幻自在の楽章の魅力を最大限に表現し尽くしており、古今東西のいかなる演奏にも優る驚天動地の至高の超名演と高く評価したい。

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