Cello Concerto: Casals(Vc)Szell / Czech Po +boccherini: L.ronald / Lso
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2011年01月20日
ドヴォルザークのチェロ協奏曲、戦前の代表的演奏としていろいろ同音源異盤が過去から出ており現在HMVカタログに載っている物について本コメントを書き込みいたします。演奏(1937年録音)はセル/CPOのやや性急・直截とは感じる処はあるもののしっかりきびきびしたサポートにより技術的にも精神的にも充実したカザルス当時61歳の健康的な骨太の演奏が聴けます。演奏タイムは@13’30A10’30B10’35とどちらかと言えばコンパクト。楷書的なアプローチでもあり後年1960年シュナイダー指揮プエルトリコ・カザルス祝祭O収録盤(@14’35A11’10B12’05)とは勿論様子が異なる様です(私は1960年盤は聴いておりません)。多分技術は追いつかないカザルス自身の加齢から来る熱っぽさ、バックの違い、スタジオ・ライブの違い?そして録音の違いが影響しているのでしょう。しかし本盤第2楽章など曲想もさることながらセルも単に直截的に終わらない伴奏で結構感銘度が高得点だとは思います(セル伴奏と言えば1962年BPOを振ったフルニエ盤・・・@14’51A11’30B12’28も有名ですね)。私の盤は駅物廉価盤なのにCPOの美音質はしっかりとらえられていますので本盤を含めHMVカタログ各同演奏盤は鑑賞には差し支えないと思いますが夫々HMVその他のレビューを参考に選択を楽しまれたら良いでしょう。ここではこの曲の存在感ある代表演奏であるというポイントだけ押えておきますね。他の収録曲は未聴ですので本盤当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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