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チレア、フランチェスコ(1866-1950)

DVD 『アドリアーナ・ルクヴルール』全曲 デ・トマージ演出、マジーニ&NHK響、カバリエ、コッソット、他(1976東京ライヴ ステレオ)(日本語字幕付)

『アドリアーナ・ルクヴルール』全曲 デ・トマージ演出、マジーニ&NHK響、カバリエ、コッソット、他(1976東京ライヴ ステレオ)(日本語字幕付)

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    西荻椿山  |  東京都  |  不明  |  2013年02月09日

    若い美男(T)をめぐって、若い女(S)と年増(MS)が恋の鞘当てをするというお話です。だーから(イタリア)オペラは・・・。ちょ、ちょと待って、オペラでは極端にいうと話は場面をつくるための口実、場面場面で歌手の超絶技巧によりその場の情緒(例えば恋愛感情)に酔えればOKなの・・・ん、人間業ではないというほど難しそうでもないし、S・Tの二重唱にしてももう一段の盛り上がりに欠けるのでは。そこらへんが、評論家が第1級の作品とするに躊躇う所以なのでしょう。しかし、アリアは全て平均点以上はとれているし、オケだって1回聴いただけで耳に残る節があり、今世紀も演じつがれていくと思います。さて、本DVDは日本語字幕焼き付けの記録で、日本人はSubtitlesでNoneを選べば筋はわかります。この字幕と重なりますが、Italianoを選べば原語歌詞も目で追えます。もともと夜か昼といっても重くカーテンが垂れこめた部屋で展開されるのだが、当時の技術の限界か、暗めに写っています。が、第2幕の暗がりの場面を除き出演者の顔の表情がわかりづらいということはありません。舞台装置や衣装は貴族華やかなりし時代の雰囲気をまずまず作りあげられていると思います(パッケージご参照)。Sは、登場時一瞬マツコDXがでてきたのかと思います。ムガール帝国風の衣装もあって象みたいにも見えます。それに若々しくもないので、この作品の恋愛における年齢条件の厳しさが浮かび上がってきません。Tとの二重唱にしても字幕がなければ母親との歌にみえます(Tになつかしの母の面影を云々という歌詞がありますが)。かといってサザランドやフレーニのほうがましともいえません。細く伸びるppの美しさに免じて目をつぶってやってください。目をつぶるなら映像の必要はないといえますし、前述のとおり歌唱力にあまり拘泥する必要はありませんから、思い切って容姿重視で他のDVDを選ぶというのもありでしょう。色恋沙汰から解放され、芸術の僕として昇天していく幕切れなど役柄の舞台女優という側面は立派に表現されていると思います。MSは第2幕登場のアリア実に気持ちよさそうに歌っています。ご本人が作品の状況に置かれたら実行しかねないと思える性格で怖いくらいはまっています。容姿も合格、小柳ルミ子の心情がよくわかります。Tは政治家といっても自ら戦場で陣頭指揮もするという役柄ですからだらだらに太っていては興ざめです。カレーラスはそういうことはなく甘いマスクと若々しさでイメージに合っています。Sと並ぶと蚤の夫婦という語が浮かんでくるのはお気の毒です。中年過ぎてしみてくるのはBrの役柄です。仕事の苦労が絶えない。若い気になる娘がいる。コクろうか、いややめておこう、でも明日はもっと歳をとる。しかも、相手を最もよく理解しているのは自分なのに、相手は若い男に夢中ときています。老いらくの恋などにとらわれていない身の幸せがつくづく感じられます。主要登場人物にからむ前景に日本人が出てこないので安心していたら、第3幕バレーシーンでガックリです。西洋起源のものは技量はもし上であっても日本人がやると違和感がぬぐえないのです。オケとともにここまで引っ張ってくるのはお金が許さなかったのでしょう。とはいえ本作品の本邦初演だそうです。それをS、MS、Tをはじめ本場当代一流を揃えて行うところがアジアのなかでわが国の民度の高さを証明していると思います。

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    kawabata  |  埼玉県  |  不明  |  2010年08月29日

    カバリエがアリアばかりでなく,地のセリフでのラシーヌもすばらしい。第2幕・第3幕のカバリエとコッソットの対決は圧倒的な存在感。ごの公演はNHKホールまで見に行ったが,そのとき恥ずかしながらカレーラスを知らなかった。しかし,カレーラスの登場第一声で「おおーっ」と心の中で叫んでしまった。その思い出がそのままよみがえる。実際の舞台はとても美しかった記憶があるが,この映像は古いためかすこしくすんで見える。しかし,焼き付けで日本語字幕もみられ,ステレオでこの公演が残されていたのがとてもうれしい。

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    Ochs  |  神奈川県  |  不明  |  2009年11月13日

    NHK イタリアオペラの上演記録の中でも屈指の名演。国内のシリーズでは何故はずれたのでしょうか。カバリエ、コソット、カレラスは勿論、脇役にも名手を配したこの作品としては理想的な上演ですが、私はこの時カヴァレリア・道化師とシモンを見たので、この上演を見逃してしまいました。それにしても今から考えると、この時はリッチャレリ、ドミンゴ、カプッチルリ、ギャウロフが東京に集まった凄い年だったと思います。

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