ヴァイオリン協奏曲集『四季』 川久保賜紀、紀尾井シンフォニエッタ東京
商品ユーザレビュー
-
(0 件)
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 2013年07月26日
川久保賜紀さん(以下敬称略)がデビューして早や十年、一番活動的にはしんどい時期かも知れませんね。本盤はデビュー後安定期に入った頃の2009年彼女が丁度30歳の頃に開いた演奏会から紀尾井シンフォニエッタ東京(1995年紀尾井ホールの開館と同時に誕生した同ホールのレジデント室内オーケストラです)とのヴィバルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」のライブ収録であります。この「四季」という曲は独奏者に若い女性を迎えた演奏が演奏風景からも「様」になる場合が多いようで本盤も彼女のルックス上もプラスに作用していると思うのは情緒的過ぎるのでしょうか。演奏タイムは春@3’31A3’03B4’33、夏@5’53A2’25B2’42、秋@5’25A2’43B3’37、冬@3’25A2’04B3’35とまぁそんなに急がない演奏でライブならではのフレーズ間の呼吸、テンポが変化する折のバックオーケストラとの呼吸とか中々リアルな息遣いが聴かれて数多ある同曲盤では異彩を放っている様に思えます。あくまでモダンオーケストラとの演奏なのでシンフォニックな響きに重点が置かれてややオーケストラメンバーの動きが団子になってはいますが川久保のソロのテクニックはちゃんと拾えており颯爽とした演奏展開の中に独奏・伴奏の当意即妙が親密に図られています。彼女の髪を振り乱しての熱演ぶりが伝わって来て難しい事言わなければ高品質の素晴らしい記録盤であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示