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ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

SACD 交響曲第2番、カプリッチョ・ボヘミアン アシュケナージ&シドニー交響楽団

交響曲第2番、カプリッチョ・ボヘミアン アシュケナージ&シドニー交響楽団

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  • ★★★☆☆ 

    so  |  愛媛県  |  不明  |  2017年07月16日

    交響曲第2番については、旧録音を聴いている人はあまり期待しない方がよいと思う。名演である旧録音からアシュケナージがどれだけ円熟したのか興味があって本盤を購入した。しかし、期待は裏切られた。シドニー響がコンセルトヘボウにかなわないことは覚悟していたが、音楽表現も躍動感や歌心に乏しく、心に響くものがない。アシュケナージの円熟を感じ取ることはできなかった。しかし、本番をおすすめしない一番の理由は録音のまずさだ。ホールの残響がほとんど感じられず、まるで無響室で録音したかのようだ。ステージの奥行き感もなく、手前の弦楽器も一番奥の金管楽器も同じ距離で演奏しているようで、それぞれの楽器の音がはっきりとはしているものの、とても不自然に感じる。SACDということもあって録音にも期待していたが、これが最も残念だった。ただし、「カプリッチョ・ボヘミアン」は録音・演奏ともに素晴らしいと思う。これを聴くために本盤を購入するのなら、それはよいのではないだろうか。よって☆3つとしたい。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年02月02日

    これは名演です。大いに堪能しました。この大交響曲、陰鬱な抒情と纏綿たる情緒が特徴ですから、それらを照れずに表現すればそれだけでかなりの満足度が保証されます。アシュケナージ、旧盤より一層語り口がうまくなって歌も迫力も申し分なし。オーケストラの精度は、ランク付け的には旧盤のRCOにそりゃ負けるのでしょうけれど、ここでは不満はなし。これはよい仕事、お薦めいたしましょう。なお、同時に1番も聴いたのだけれど、あちらは曲がね…。きれいな個所はあるけれど、部分的にとどまって流れとしてはまるでダメ。ラフマニノフの魅力はこの第2番で一気に開花したのだなあ。

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  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年08月30日

    シドニー交響楽団との全集からのSACD化した上での分売であり、ロイヤルコンセルトヘボウとの全集に次ぐ2度目の全集である。オーケストラの質や力量の違いもあって、私としては、旧全集の方を今なお上位に置きたいが、ラフマニノフはアシュケナージの得意の楽曲だけあって、本盤でも、決して一流とは言えないシドニー交響楽団を見事に統率し、抒情溢れる名演を成し遂げている。旧盤と比較すると、やや角が取れ丸くなった印象があるが、それは、アシュケナージの円熟と無関係ではないだろう。併録のカプリッチョ・ボヘミアンのようなラフマニノフの初期の曲を、魅力あふれる楽曲に仕立て上げるのも、ラフマニノフを得意とするアシュケナージならではの力量だと言える。本CDの不満は、SACDにしては音質がイマイチであること。オクタヴィアなら、もう少し音質のレベルアップが可能なはずであり、今後の奮起を期待したい。

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