ベートーヴェン(1770-1827)

CD Piano Concerto.4, 5 : Gieseking / Bohm, Walter

Piano Concerto.4, 5 : Gieseking / Bohm, Walter

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年07月07日

    以前SPコロンビア原盤でギーゼキング、ワルター/VPOによる本盤収録の「皇帝」を聴く機会がありました。本演奏は1934年収録(2009/10に同演奏異盤NAXOS8111112のレビューの時に1937年と書いたのですがどうも誤りの様ですのでこの盤場を借りて訂正しておきます、申し訳ございませんでした)でまだ当時まだベテランの域には達していないギーゼキング(推定39歳の頃)がワルターの器の中で実に粒そろいのタッチでストレートに弾いている演奏でワルターの方もVPO・・・時にユダヤ勢力が一時追放される一〜二年前の燃焼度を上げているような伴奏で晩年のワルターには聴けない演奏であります。演奏タイムは@19’14A6’34B9’52と全体速めの印象で第1楽章やや弦の音が裏方ティンパニーの音を遮り勝ちですがカデンツァを含めその約19分はまたたく間、続く楽章はむしろ短めのタイムですが管楽器音が前面に目立ち次の最終楽章・・・元気な出だし、第1楽章ではかき消され気味のティンパニーもしっかり聴こえばっちりです。いずれにしても今から70年以上前の世情環境演奏にもかかわらず颯爽として音質も素晴らしく入っており本CDもそれに準ずると思われます。情報として付け加えるに「皇帝」協奏曲に限ってメモしますとギーゼキングは後年1945年ローサー/GFOと、1951年カラヤン/PHO、1955年ガリエラ/PHO、1956年カンテッリ/NYPOと夫々録音を繰り返しております。第4番(1939年録音、タイム@15’01A4’15B9’08)は聴いていませんが多分ベームの指揮はがっちりとしかつこの穏やかな協奏曲にむしろ合っているギーゼキングにはより適しているのではと勝手に推察する次第です。私の好きな演奏家がそろった盤であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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