最後から2番目の思想 アレクサンドル・タローが描くサティの世界(2CD)
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曼珠沙華 | 群馬県 | 不明 | 2015年07月28日
仄かな詩情を湛える冷涼な響きは、シャンパンよりむしろ芳醇辛口な日本酒を想わせる。味わい深い逸品。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ちったん | さいたま市 | 不明 | 2009年03月17日
まあこれほど美しい音で弾かれたサティは、ちょっと聴いたことがない。サティのシンプルな書法は、奏者のセンスを丸裸にしそうだが、それがかえってタローの持つエスプリを全開させている感じ。特にタッチと表情の多彩さは、ほとんど「マジック」の領域。考え抜かれたプログラミングと合わせ、拘り派タローのサティ、最高の聴きどころ。録音には所々、会場(教会)の外でさえずっていた鳥の鳴き声が入っている。タローはそれを知っていて、あえてそのテイクを選んだとのこと。また2枚目最後の曲が終わった後にもちょっとした遊びが。タローとゲストたちが本当に楽しみながら作っていたことが、演奏だけでなく、そういったところからも伝わってくる。また、いつもながら9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Billy Moon | 京都 | 不明 | 2009年02月14日
サティへの愛が感じられる盤。何と言ってもDisc2が貴重。歌曲、4手作品、「右や左に見えるもの」などを一同に集めたのは他にないんじゃないかしら。これまでの演奏と違う新たな驚きもあり(「メデューサの罠」でケージよりも前にサティがプリペアド・ピアノをやっていたって、知ってました?)CDの作りもお洒落。お遊びも入っていて聴いていて楽しいことこの上ない。演奏はサティの革新性に重点を置いた、明晰さが前面に出たもので、今までの作品集とは少し毛色が違うように思う。新たなサティ像を見せてくれたタローに感謝。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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