chaconne  |  大阪府  |  不明  |  2007年05月14日

Marrinerの音楽造りがこの作品にあっている所為か、＜Barbiere＞よりずっと自然に傾聴出来る。タイトルロールのBaltzaも装飾技術の面で些か大まかになる部分が若干あるものの、しなやかな演唱を聴かせ、強さを秘めながらも心優しい少女を造り上げる事に成功している。Don RamiroのAraizaの演唱は、更に男らしさに磨きが掛かっている。２幕の至難なAriaも完璧に歌い上げた。MagnificoのRaimondiの自然な喜劇表現も興味深い。DandiniのAlaimoにはもう少し重みとギャラントな雰囲気が欲しい。

 

chaconne  |  大阪府  |  不明  |  2007年05月09日

作品の性格上、Marrinerの音楽造りが＜Barbiere＞よりも自然で聴きやすい。タイトルロールのBaltzaが情熱を秘めながらも心優しい少女を気持ち良さそうに演唱している。装飾技術の面で、極僅かな部分に大まかさがあるが、役柄のツボを押さえているので、然程気にならない。Don RamiroのAraizaの男らしい表現は更に強くなっている。Don MagnificoのRaimondiの自然な喜劇的表現が興味深い。DandiniのAlaimoにはもう少し重みが欲しい。