静流  |  福岡県  |  不明  |  2011年08月05日

全体的に丁寧で美しい演奏。強奏はあまりないが、それ以外の様々な引き出しを使ってメリハリが付けられている。dolceの表現が印象的だった。 27番の二楽章は小川のせせらぎのよう。28番の二楽章のマーチは軽やかな足取りでどこかへ飛翔するかのようだ。ハンマークラヴィアもすっきりとまとめられていて爽快。

 

ひかり  |  東京都  |  不明  |  2008年11月15日

アンドラーシュのベートーヴェン・ピアノソナタは第八巻を以って録音を終了した。全て聴いたが、細部まで考え抜かれた演奏であり、新しいベートーヴェン演奏を創造したと言えると思う。第七巻の中心曲であるハンマークラヴィーアも、この曲の持つ多様性と美しさが見事に描き出されている。

 

バックハウス亡き後、東京  |  東京都  |  不明  |  2008年10月29日

第32番の入った第8巻がよかったので期待したが、肝心のハンマークラヴィーアが出だしからダメ！打鍵が弱いのか とにかく音が軽すぎる。第32番はあんなにしっかりと重厚な音だったのに！もうすぐ、再発売されるゲルハルト・オピッツの全集とは、比較にならない。オピッツの全集は日本先行発売と同時に売り切れとなった幻の名盤。レコ芸特選盤です。今度は、売り切れる前にどうぞ。現代最高のベートーヴェンが聞けます。