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ブラームス(1833-1897)

CD ピアノ独奏曲全集 レーゼル(5CD)

ピアノ独奏曲全集 レーゼル(5CD)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年05月19日

    風薫る五月 ブラームスを聴く ピアノ独奏曲をまとめて聞いたのは初めてだ ブラームスといえば後期の小品を聴くことが多かった それは大概夜で人知れず孤独の闇の中だった 自ずと形而上的接触にならざるを得なかった だがよく晴れた五月のひと日 光満ちた窓べで青空を見ながら鳥の囀りと一緒に聞いたソナタは若い人の心延えが手に取るように伝わってきて胸を打った 草原を渡ってくる風も心地よく ああ夏が来る と実感する時だった ソナタ以上に変奏曲が豊かな情感を運んできて胸広がる思いだった より身近にブラームスを感じられて親しみが湧いた ロマンチックとは何か知れた 言葉がいらない対話ができた もちろん最後の四つの小品集が珠玉の逸品であることをレーゼルは伝えている もう長い間多くの人にブラームスをとり持ってきた名盤だが 改めて存在の意義を認めた ご一聴と言わず繰り返しお聞きを  

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年10月13日

    旧東独のローカルなピアニストというイメージが強いレーゼルだが、聴いていただければお分かりのように、思索的で渋いだけでなく、洗練された響きと優れた技巧にも長けた演奏家と言える。ブラームスは彼の十八番で、LP時代から名盤の誉れが高かったもの。3曲のソナタでの華やかなスケールの大きさや構成力、晩年の作品での内省など、曲想を巧みに描き分ける。強い個性や自己主張よりは、作曲者の意図に奉仕しようという姿勢が好ましい。しかも値段も魅力的で、ブラームスのピアノ曲をはじめてまとめて聴くには最適だ。レーゼルは、ベルリン・クラシックスなどから出ていたチャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲のアルバムでは、ロマン的なヴィルトオーゾとしての側面も発揮しており、「ドイツ的」で「渋い」だけではない興味深い演奏家と思う。不幸にも大手レーベルと契約しなかったために知名度が実力に比して低めなだけで、もっとファンに注目されていい名演奏家である。

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  • ★★★★★ 

    テリーヌ  |  大阪府  |  不明  |  2011年02月19日

    愛聴盤です。全集のなかでピアノソナタ第一番第一楽章の終結部。これは古今東西のピアノ曲のなかで私が最も好きな部分なのですが、第一楽章の締め括りをこれだけ魅力的に演奏しているのはレーゼル氏しかいないと思っています。この部分だけなら★7つぐらいと評したいです。

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    STRAD  |  千葉県  |  不明  |  2011年01月10日

    一時入手困難になっていましたが、今回やっと手に入れました。期待どおりのいい演奏でした。ピアノの音は幾分地味で表現もさらっとした若干おとなしいものですが、それは決してマイナスという意味ではなく、落ち着いた大人の風格を感じます。それにしてもズスケをはじめとして、オルベルツなど旧東独にはいい音楽家がいますね。

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  • ★★★★★ 

    米歯  |  東京都  |  不明  |  2010年04月08日

    特に狙って何かしているという演奏ではないと思いますが、自然と体にすんなりと彼の音楽が入ってきます。仰々しくなく素朴なものなのに何故か印象に残る演奏は間違いなく名盤と言えるでしょう。 音が多く和声的なものからも重厚感のある作品が多く、独奏曲より管弦楽の方が良かったのではないかと常々思っていましたが、ただ激しく迫力で押し切るような感情によるものだけではなく、恐らく様式を守った上での音楽だからこそ、どの奏者のものより自分にはしっくりきたのであろう。 大抵の人が弾くので精一杯という演奏になっていますが、レーゼルはピアノ一台で弾いているとは思えない程の表現力です。音の密集具合からフレーズのもっていき方、各声部の役割、音色の種類・意味、どれをとっても最高。 私自身が押し付けがましいかったりいかにも狙った音楽を受け付けないので、そういった理由もあるかも知れませんがこれ以上の録音があれば是非教えて頂きたいです。

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    ジンジャーエール  |  川崎市  |  不明  |  2008年09月01日

    レーゼルのピアノでブラームスのピアノ作品に最初に触れて、本当に幸せでした。演奏者の自己耽溺を排し、作品のスコアにひたすら忠実に再現すると、こんなにも清潔にブラームスの和声が聴こえ、情熱が立ち上がってくるのか…と圧倒されました。その後はルプーでもバックハウスでも、もちろんグールドでも、こんな深い体験はできませんでした。いつも弾き手の描こうとするイメージばかりが押し付けられ、むさくるしい吐息ばかり浴びせられるようで、なるほどブラームス作品が一般には広く聴かれないのが分かります。

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