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ロッシーニ(1792-1868)

CD 歌劇『アルミーダ』 セラフィン&フィレンツェ五月祭、カラス、フィリッペスキ

歌劇『アルミーダ』 セラフィン&フィレンツェ五月祭、カラス、フィリッペスキ

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    西荻椿山  |  東京都  |  不明  |  2013年03月09日

    評価困難な音源です。まず音質は現代の録音に慣れた耳には聴けたものではありません。オケは団子状態、合唱もそうで何をいってるのかわかりません。歌手は遠くそれでいて高音では必ずヒスが入る始末です。次に台本の処理とキャスティングです。台本を見ながら聴いていると大きく飛ぶ箇所がいくつもあります。そしてTにはかけもちの方がいます。それもチョイ役ではなく2番目に重要な男性です。しかも殺される役と殺した奴を救出する役兼任というのだからすごい。ズタズタ、メチャメチャなのだが、本作品はロッシーニのなかでも特に愛の甘さを表現する点で最高級品と感じます。イタリア語がわからず、大幅にカットしているのでかえってドラマチックになっている可能性はありますが。困るのは、SがDella morte,piu funestaと歌い始めると諸々の難が気にならなくなることです。第1幕第7場TのAmor・・・Possente nome!ではじまる二重唱、鳥肌ものです。そして第2幕終わりのD’Amore al dolce imperoの圧倒的なパトス、拍手がしばらく鳴り止みません。第2のカラスという売り出し文句は最近使われなくなりました。上から下までムラなく無理なく出すことはできてもこのパトスにかけとうてい同列に論じられない方が続いたからでしょう。いくらTをきちんと揃え完全版にしてもSがカラス級でないとアルミーダの魔法はかかりません。未だカラスの魔法が解けていないのは検索すると本音源が5社から出されているのでわかります。しかし、未来永劫解けないとは思えません。カラスの活躍したのは前世紀の半ば、今世紀はもう10年以上過ぎています。いくら天才といっても百年に一人は出現すると思われ、もうすぐ完璧に塗り替えられるものと思いたい。

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