ガヴリーリン(1939-1999)

CD Songs: Shkirtil(Ms)Serov(P)

Songs: Shkirtil(Ms)Serov(P)

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2017年09月15日

    ガヴリーリンの声楽に対する作曲技術は大変優れている。 独特の世界がある『ロシアのノート』は、ロシア民謡の伝統を現代の音楽に生かしているようで、多少極端と思われる歌の旋律にも、納得させるような雰囲気がある。 『オフィーリアの2つの歌』第2曲ではグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が引用というかほとんどが「怒りの日」で、リュドミラ・シキルティルの淡々とした歌い方とあいまって印象に残った。最後は盛り上がり笑いが入る。 『四季』はグラズノフのバレエ音楽『四季』のように冬から始まり秋に終わる。 エセーニンの詩で、「冬」は無伴奏で始まり、雪の輝きのようなピアノが入る。「夏」に関しては2曲ある。 『四季』は9分くらいの短い曲だが、このCDの中で一番素晴らしい作品だと思う。 エセーニンの詩が素晴らしいということも感じられる。 『許して』はどこか歌謡曲のようで耳に残る作品だ。

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