交響曲第7番 カール・ベーム&バイエルン放送交響楽団(1977)
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独居人 | 不明 | 不明 | 2009年08月15日
冒頭から弦のトレモロによる美しい響きと透明感に溢れている。第一主題が霧の中から浮かび上がってくるいつものブルックナー開始であるが、ここでのベームはただ美しいだけでなくどっしりとした豊かで安定した響きを構築している。まさに奇をてらう事の無い正統的なブルックナー演奏で、終始安心して聴く事が出来る。そのせいか第二楽章の悲壮感が多少弱いのは残念だ。とはいえ、クライマックスでは情感溢れる力の入ったパフォーマンスを堪能できる。音質は最高ランクの部類に入ると思われる。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 2009年06月20日
我々世代には深い思い出のある名演が蘇ったことにまず感謝。この曲の「歌謡性」を魅力的に表出しているが、ベームのこと、構造がないがしろになっている訳では全くなく、両者のバランスが見事。ことさらスケール感を打ち出したり、色の濃い表情をつけるわけでは無いのだが、自然と第一楽章の高揚に、第二楽章の深い抒情に包まれていく。ベームの第七の総決算[53年VPO(Altus),76年VPO(DG)もそれぞれの魅力があるが]であり、同曲の演奏全体を通じても最高峰のひとつであると考える。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラハティの朝 | 東京都 | 不明 | 2009年05月06日
ブルックナーのというよりは、よりベームの特質が強く出た「剛毅」な演奏といえる。収録時期の近い、DGのスタジオ録音盤も聴いたが傾向は同じ。DG盤でウィーンフィル独自の美感があまり出ていない以上、熱気というか演奏の流れの良さ、集中度で数段上回る本盤をもって「ベームによる第7の決定盤」と評価できるのではないか(CD機のタイミング表示では、本盤が前半2楽章で短く、後半2楽章では僅かに長い)。ベームのファンの方には、必携盤としてお勧めできる。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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シゲ | 佐世保 | 不明 | 2008年11月01日
ブルックナー演奏で非常に重要な「ふっくら」とした響きが美しい。クナのような一癖ある指揮振りではないが、同曲演奏の規範となるものでありブルックナーの音楽に浸るに十分な演奏である。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ファーストホルン | 東京 | 不明 | 2007年12月26日
他の方も書いておられますが、FMエアチェックしたカセットは私にとって家宝でした。ここで聴けるいかにもドイツ風の豊かで充実した響きは、今では聴くことができなくなってしまいました。高校生だった私がこの放送を聴いたときの感動は30年たった今も全く色あせないどころかますます輝いて聞こえます。ところで、ベームのもう一つの得意ジャンルであった現代物、ヒンデミットやプフィッツナー、ベルクなどの曲目の復刻も心待ちにしています。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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トート | 藤沢市 | 不明 | 2007年07月25日
NHK FMでの放送は77年12月5日? 「21世紀には忘れ去られる指揮者」と評された、ベーム最高の演奏のひとつと信じています。第4楽章の「間」は絶妙です。オーケストラのインターナショナル化が進む中、私の嗜好の内側で、ベームと独墺系のオーケストラとの演奏が占める位置は、ますます大きくなってきています。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハイホー | 東京/板橋 | 不明 | 2007年07月20日
30年待った 貧弱なセットながらもFMエアチェックし何度繰り返し聴いたことか! ヘルクレスザールの響きの素晴らしさ、ミュンヘンの聴衆の質の高さ 当時ヘルクレスでの放送は可能な限り記録して今も聞いている。 今回の録音は最後の拍手抜き?拍手付でこそ本当のライブ録音、ライブは未修正こそ価値有りでは!4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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