ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2012年06月03日

『交響曲第３番』はチャイコフスキイの交響曲の中でも演奏される機会は少ないが、フェドセーエフは手なれた棒さばきで情感豊かに聴かせて飽きさせない。 バレエ音楽『白鳥の湖』の抜粋はモスクワ放送交響楽団だけに歌劇場のオーケストラと違いシンフォニックに響いている。 『協奏的幻想曲』はめったに演奏されることのない作品だが、その珍しい作品がプレトニョフのピアノで観ることができるのだから貴重だ。 映像を観るとフェドセーエフとモスクワ放送交響楽団の信頼関係がよくわかる。

 

あるまじろ  |  神奈川  |  不明  |  2008年01月08日

91年相当の画質は粗く、多少眼が疲れる嫌いはあるのですが、演奏がとても良い。強奏時の楽団の迫力は流石であり、『白鳥の湖』終曲でのﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄ4基のﾕﾆｿﾞﾝには痺れます！ ﾌｪﾄﾞ＆ﾓｽｸﾜ放響の特徴を捉え弦中心に録音されているようで、弦好きの方にもお薦めです。ただ、本物の演奏ならもっと打楽器とﾎﾙﾝが鳴っているはずなんだけどなぁ･･･。第3番は特にその2ﾊﾟｰﾄの直撃音不足で、ﾎﾙﾝは残響ばかり拾っているよう。ﾗｽﾄのﾃｨﾝﾊﾟﾆ･ﾛｰﾙも、音質的には岩雪崩のようなのに音量的には他のﾊﾟｰﾄに埋もれている、というのが奇妙で、ちょっとだけ残念。

 

七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  2007年09月16日

画質は、まあテレビ並みだが、ステレオ音声は、アルテオーパーの優れた音響特性も手伝い、なかなか良い。アングルの切り替えも不自然ではない。演奏は、交響曲など早目のテンポで引き締まっており、非常に良いと思う。オケもうまい。DVDによるチャイコの交響曲を揃えるなら、当面このシリーズで問題ないと思う。他の管弦楽曲や協奏曲も入って、収録時間的にもお得。